作品評の記事一覧

(2302件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『ウェアウルフ・バイ・ナイト』の意義を考察

マーベル・スタジオ“初のホラー作品” 『ウェアウルフ・バイ・ナイト』にみる新たな可能性

ディズニープラスからハロウィンのシーズンに合わせて配信された『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・…

映画『キュリー夫人』が描く“女性の生き様”

『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』が描く“女性が強く生きること” 希望の光がそこに

ノーベル賞を2度受賞した天才科学者“キュリー夫人”こと、マリ・キュリー。誰もが子どもの頃、伝記小説もしくは漫画でその名前を目にし…

『史上最高のカンパイ!』が届けるメッセージ

ピーター・ファレリー監督による異色の戦争映画 『史上最高のカンパイ!』のメッセージ

ファレリー兄弟監督の兄として、『メリーに首ったけ』(1998年)など、際どいユーモアが炸裂するコメディ映画を手がけてきたピーター…

『七人樂隊』に宿る香港への“愛情”

ジョニー・トーらの香港への“思い入れ”と“愛情” 『七人樂隊』が描く時代の移り変わり

激動の時代のなかで、変化のときを迎えようとしている香港。そんな都市の、まだイギリスの植民地だった1950年代から、現在、未来へと…

『アダムス・ファミリー2』と人種問題

『アダムス・ファミリー2』と人種問題 悪趣味キャンプが象徴する地獄への痛快な“反撃”

1991年に公開され、ヒット作として愛された『アダムス・ファミリー』。ダークユーモアたっぷりに、当時の“一般的”アメリカ人や家庭…

『四畳半タイムマシンブルース』を解説

複雑な感情を映像化 『四畳半タイムマシンブルース』が描くモラトリアムや“青春”の終わり

森見登美彦原作、湯浅政明監督により好評を博した、四畳半に住むモラトリアム学生が主人公のTVアニメ『四畳半神話大系』、そして映画『…

『アダムス・ファミリー』が肯定するもの

普通ではなく自分であれ ダークユーモアで『アダムス・ファミリー』が肯定し、描くもの

『アダムス・ファミリー』を観たことはなくても、あの有名なフィンガースナップでお馴染みのテーマ曲を一度は耳にしたことがある、という…

『ブレット・トレイン』のドライブ感

死と暴力と日本愛に溢れた『ブレット・トレイン』 新幹線に乗り込んだようなドライブ感

ブラッド・ピット主演、デヴィッド・リーチ監督の弾丸エンターテインメント『ブレット・トレイン』がついに日本に着弾した。伊坂幸太郎の…

『NOPE/ノープ』不穏さ漂う作風を考察

『NOPE/ノープ』ジョーダン・ピールはポスト・スティーヴン・スピルバーグと呼べるか?

いま映画における言論空間で求められているのは、いわゆる映画批評……「これまでの歴史と照らしわせて、その作品がどういう位置づけにあ…

『アイ・アム まきもと』心を通わせる大切さ

今度は“迷惑”な阿部サダヲ 『アイ・アム まきもと』が教えてくれる心を通わせる大切さ

これまで数多くの作品で見事な怪演っぷりを披露し、注目を集めてきた俳優・阿部サダヲ。そんな彼が今度は「迷惑公務員を演じる」と聞けば…

『るろうに剣心』が生んだ実写ならではの表現

『るろうに剣心』が追求する“実写ならでは”の表現とは? 時代劇の美学と異なるリアリティ

和月伸宏のマンガを、大友啓史監督が実写映画化した『るろうに剣心』は、マンガ・アニメの実写映画化の成功例と言われる。シリーズ全5作…

『NOPE/ノープ』のテーマを徹底考察

『NOPE/ノープ』に込められたテーマを徹底考察 逆転した“見られる者”と“見る者”の関係性

映画のはじまりは、フランスのリュミエール兄弟による「シネマトグラフ」の発明からだということは、映画好きの間ではよく知られている。…

『ソニック』続編、なぜアメリカで大人気に?

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』はなぜアメリカで人気を勝ち得たのか

「ゲーム原作映画を成功させるのは難しい」と長年言われてきたが、アメリカの映画界が試行錯誤を繰り返しているなかで、『ソニック・ザ・…

『ラック~幸運を探す旅~』の高揚感

『ラック~幸運をさがす旅~』はピクサー的な作品に 宮﨑駿作品などにも通じる高揚感

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』などを手がけるスカイダンス・メディア。そのアニメ部門である…

『プレデター:ザ・プレイ』は意欲作に

引き継がれた第1作の“魂” 『プレデター:ザ・プレイ』の続編映画としての理想的な姿勢

『ホーム・スイート・ホーム・アローン』に続いて、20世紀スタジオを買収したディズニーが、同スタジオの大ヒットシリーズを配信作とし…