作品評の記事一覧

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公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『アイカツ!』ネタバレ禁止期間の必然性

『アイカツ! 10th STORY』“異例のネタバレ禁止期間”が設けられた物語構成の必然性

2023年1月20日より公開中の映画『アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~』(以下、『未来へのSTARW…

『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

大事なのは「何を得て、何を失うか」の選択 『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

齢四十にもなって業界ではいまだ「若手」扱い。上を見渡せば年長者ばかりで、自分がトップに成り代わる望みは薄い。人生で大きなことを成…

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説

『ホワイト・ノイズ』の難解な内容を解説 ノア・バームバック監督が示した“恐ろしい事実”

例年の通りNetflixが、『バルド、偽りの記録と一握りの真実』、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』、アメリカで1週間限定公開…

『かがみの孤城』辻村深月×原恵一の作家性

『かがみの孤城』辻村深月×原恵一の作家性が見事に合致 大人にも響く力強いメッセージ

アニメ映画『かがみの孤城』が、確かな評価を得ている。各種レビューサイトでは高い評価を記録し、SNSでも「感動した」という口コミが…

『ナイブズ・アウト』続編のすごさに迫る

現代的マーダーミステリーの決定版 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のすごさに迫る

好評を博した、ライアン・ジョンソン監督、ダニエル・クレイグ主演のミステリー映画『ナイブズ・アウト』(2019年)の続編である『ナ…

『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

“大空のイ・ビョンホン”と“大地のソン・ガンホ” 『非常宣言』が我々に投げかける選択肢

韓国のスカイパニック映画『非常宣言』は、観客が驚く要素に溢れた大作だ。「パニック映画」は、次々に訪れる危機を、人々が乗り越えよう…

『アバター』続編に感じた複雑な思い

前作と同じ展開の繰り返し? 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に感じた複雑な思い

『ターミネーター』シリーズ、『エイリアン2』(1986年)、『タイタニック』(1997年)、そして『アバター』(2009年)など…

『転スラ 紅蓮の絆編』は秀逸な“入門編”

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』はシリーズ未見の人にこそ薦めたい

『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が公開され、シリーズ初の挑戦となる劇場版でありながら大ヒットを記録している。原…

『ブラックアダム』から考えるDC映画の行方

『ブラックアダム』は新たな方針と外れたものに? 今後のDCコミックス映画の行方を占う

ワーナー・ブラザースのDCコミックスを原作とする大作映画シリーズが、激動の時を迎えている。ヒーロー大作映画が映画界で最も大きなビ…

『GotG ホリデー・スペシャル』の価値

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル』で思い出す、彼らの愛おしさ

12月も2週が過ぎ、本格的なクリスマスシーズンが到来した。ところで、あなたが“クリスマスの到来”を実感するタイミングはいつだろう…

『ブラックパンサー』リアーナが紡ぐテーマ

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』リアーナが紡いだ“新しいテーマ”を考察

11月11日より公開中の『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022年)。前作『ブラックパンサー』(2018年)は、作…

『ストレンジ・ワールド』が描く重要なテーマ

『ストレンジ・ワールド』がいま公開される意義 描かれた家族3世代の考え方の違い

想像もつかない不思議な光景が広がり、見たこともない生物が活動する世界。自分たちの常識や既存の考え方が通用しない世界。そんな場所で…

『バルド』はイニャリトゥ版『8 1/2』

『バルド、偽りの記録と一握りの真実』はアレハンドロ・G・イニャリトゥによる『8 1/2』か

『アモーレス・ペロス』(2000年)で鮮烈な長編デビューを果たし、アカデミー賞作品賞を受賞した『バードマン あるいは(無知がもた…

『魔法にかけられて2』“おとぎ話”の問題点

『魔法にかけられて2』が描く“おとぎ話”の問題点 15年前の前作からの変化とは?

現代のニューヨークにディズニープリンセスがやってきて大騒動が巻き起こる実写映画『魔法にかけられて』(2007年)は、そのユニーク…