作品評の記事一覧

(2301件)

公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。

『デューン2』が思い出させる映画の雄大さ

『デューン 砂の惑星PART2』にみる映画の“雄大さ” ヴィルヌーヴ映画の醍醐味がここに

リサーン・アル=ガイブ(外世界からの救世主)はカナダからやって来た。今年57歳になる監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは長年、誰も実現する…

『ロードハウス/孤独の街』の凄さを解説

ジェイク・ギレンホールにまたしても驚かされる 現代に蘇った『ロードハウス/孤独の街』

どんな役にも対応できる「カメレオン俳優」と評価されてきた、演技巧者ジェイク・ギレンホール。2023年3月、世界最大の総合格闘技団…

『バーナデット』は心にそっと寄り添う一作

『バーナデット』は忙しい人にそっと寄り添う一作 大自然で見つけた新たな“自分らしさ”

忙しい日々のなかで、自分は何者なのか、なにがしたいのかを忘れてしまうことはないだろうか。あるいは、そんなことを考える暇すらないか…

『デューン2』は映画史に刻まれる作品に

『デューン 砂の惑星PART2』は映画史に刻まれる作品に 超絶的スペクタクルと“倫理的葛藤”

『スター・ウォーズ』シリーズや『風の谷のナウシカ』、『アバター』シリーズなどにもインスピレーションを与えたと噂されるなど、多くの…

コメディだけでない『俺らのマブダチ』を解説

ジョン・シナの魅力爆発 コメディだけではない『俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー』

先日の第96回アカデミー賞に、前代未聞といえる全裸のような姿で、衣装デザイン賞のプレゼンターとして登場した、人気俳優ジョン・シナ…

“虚構”から紐解く『アーガイル』

『キングスマン』との違いは? 『ARGYLLE/アーガイル』を“虚構”のキーワードから紐解く

コミックを原作とするヒーロー映画『キック・アス』に関連するシリーズや、同じくコミック原作の英国スパイ映画『キングスマン』シリーズ…

『スペースマン』にみるSFが人気な理由

大きなスケールで描く、ごく個人的な変化 『スペースマン』にみる、SF的題材が人気な理由

テッド・チャンの短編小説を映画化したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『メッセージ』(2016年)、ブラッド・ピット主演のオリジナル映画…

『ネクスト・ゴール・ウィンズ』を読み解く

タイカ・ワイティティによる娯楽作 『ネクスト・ゴール・ウィンズ』の裏にあるものを読む

ナチスドイツの虐殺というシリアスな題材に独自のユーモアを加えた鮮烈な作風によって、オスカー脚色賞受賞となった『ジョジョ・ラビット…

『マダム・ウェブ』の長所と短所を考える

興行成績不振、内容に対して厳しい批判の声も 『マダム・ウェブ』の長所と短所を検証

マーベル・コミックスのコミック作品で、未来予知などの超常的な能力を駆使し、スパイダーマンの活躍を指導者として助けてきたヒーロー、…

『舟を編む』が特別な実写化作品である理由

映画『舟を編む』が特別な実写化作品である理由 スクリーンに刻まれた“時間”の尊さ

石井裕也監督が一躍その名を世に知らしめた傑作『舟を編む』の公開から、もう10年の月日が流れたという。その間に、石井は『映画 夜空…

『ラスティン』が“いま”製作された意義

コールマン・ドミンゴがオスカーノミネート 『ラスティン』が“いま”製作された大きな意義

ジェフリー・ライト(『アメリカン・フィクション』)やキリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)らとともに、第96回アカデミー賞…

『ゴミ捨て場の決戦』試合に没入させる“音”

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は映画館で観るしかない! 圧倒的な“音”の演出

試合開始の合図が鳴った。影山飛雄が勢いよくサーブを打つ。アングルがレシーブする音駒の選手に移り、大きな音を立てる弾丸のようなボー…

『劇場版ハイキュー‼ 』“本気”の粋な演出

『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』の主役は紛れもなく研磨だ “本気”の粋な演出

劇場を出た瞬間、「すごいものを観た」と感じた。通常、レビューを書く際には「すごい」という表現を避けるのが鉄則だが、この圧倒的な満…

『SEED FREEDOM』作り手の情熱

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を待っていてよかった! 刻まれた作り手たちの情熱

アニメ情報誌『月刊ニュータイプ』2006年6月号の表紙に大きく掲載された「機動戦士ガンダムSEED 映画化決定!!」の文字。あれ…

『オリオンと暗闇』が伝えるメッセージ

チャーリー・カウフマンらしい“仕掛け”も 『オリオンと暗闇』のユニークな物語を解説

『シュレック』シリーズや『ヒックとドラゴン』シリーズなど、数々の劇場アニメーション作品を送り出してきた、ドリームワークス・アニメ…

『かがみの孤城』“オオカミの恐怖”の意味

『かがみの孤城』で考えるフィクションの役割 童話的な“オオカミの恐怖”が持つ意味とは

童話の世界では、オオカミはしばしば敵役として描かれる。彼らがなぜ羊を狙い、赤ずきんちゃんを追うのか、「食べたいから」以外の理由は…