松本まりか「彼女は私を最後まで悩ませました」 『竜の道』での悪女役を語る

松本まりか、『竜の道』での悪女役を語る

 毎週火曜21時よりカンテレ・フジテレビ系で放送中の『竜の道 二つの顔の復讐者』に出演する、松本まりかよりコメントが寄せられた。

 本作は、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンス。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木宏が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を高橋一生が演じる。さらに、竜一と竜二の血の繋がらない妹・美佐役で松本穂香、双子の復讐相手でキリシマ急便社長・霧島源平役で遠藤憲一が出演する。

 8月11日放送の第3話から、松本まりか演じる霧島まゆみが復讐劇に本格参戦。源平(遠藤憲一)が息子の晃(細田善彦)の代わりに、政略結婚によって娘のまゆみの婿養子を新たに後継者に据えようとしている動きを知った竜二(高橋一生)は、まゆみに対して積極的にアプローチをかけていく。婿養子の候補は、同じ国交省の役人で有力政治家を父に持つ三栗谷仁志(尾上寛之)。まゆみを巡る竜二と三栗谷の争いの行方は、思わぬ展開を見せる。美しい見た目とわがままな言動で周囲を振り回すまゆみを口説き落とすため、竜二はある行動をとる。

 クランクイン前のインタビューでは、まゆみの悪女っぷりを「言葉も態度も超ド級」と表現していた松本。「このまゆみという女性を完遂したい。こんなにも大きな宝と興奮をもたらしてくれたこの悪女の本性に、皆さまの心がザワッとしてくだされば本望です」と熱く抱負を語っていただけに、「まゆみという役をやりたくてやりたくて、もっと知りたくて知りたくて、心の中が『ウワー!』ってなってきたところでの中断でしたので、その喪失感たるや、絶望感たるや…。もしかしたらもうやれないんじゃないかという不安もあって、本当にショックでした」と、4月からの撮影中断のときの心境を振り返った。さらに、「自粛期間中も、ずっと『竜の道』のことは私の隣にありましたが、一切台本を開かず、一切何も入れない時期を作ったんです。そんな“熟成期間”をおいて再び台本を読むと、まゆみという人間が全然違って見えたのは、すごく良かったと思っています」と、中断期間中の役との向き合い方について語った。

 そんな“熟成期間”を経て、まゆみというキャラクターを形作っていった松本。6月の再開以降は順調に撮影が進み、7月下旬にクランクアップを迎えたが、思い入れの強い役を無事に演じきった喜びとは異なる感情も湧き上がったようで、クランクアップ直後には、「彼女は私を最後まで悩ませましたね…。それほど掘っても掘っても答えが見つからない、表面じゃわからない中の部分がなかなかつかめない役でした。たぶん、私はゴールテープを切っていないと思います。たぶん、この人のことを引きずると思いますし、いつかどこかで『そうだったのか』と理解する気がするというか、それほど私に問いを与えてくれました」とコメント。まゆみという役が彼女に与えた影響の大きさを窺わせた。

 はたして、“熟成期間”を経て、松本が必死に模索し続けたまゆみという悪女が、竜二との出会いによって、復讐計画にどのように関わってくるのか。

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【第3話PR・60秒】竜の道 二つの顔の復讐者

■放送情報
『竜の道 二つの顔の復讐者』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:玉木宏、高橋一生、松本穂香、細田善彦、奈緒、今野浩喜、渡辺邦斗、 落合モトキ、西郷輝彦(特別出演)、松本まりか、斉藤由貴、遠藤憲一ほか
原作:白川道 『竜の道』 (幻冬舎文庫)
脚本:篠崎絵里子(「崎」は「たつさき」が正式表記)、守口悠介
音楽:村松崇継
主題歌:SEKAI NO OWARI 「umbrella」(ユニバーサル ミュージック)
オープニング曲:ビッケブランカ 「ミラージュ」(avex trax)
プロデュース:米田孝、水野綾子
演出:城宝秀則、岩田和行、紙谷楓、吉田使憲
制作:カンテレ、共同テレビ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/ryu-no-michi/
公式Twitter:https://twitter.com/ryunomichi_ktv

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