『正しいロックバンドの作り方』藤井流星のリアクションに注目 神山智洋と息の合った演技も

藤井流星の自然なリアクションに注目

 日本テレビ系のシンドラ第12弾として放送中の『正しいロックバンドの作り方』は、4人の若者が結成したバンドである「悲しみの向こう側」が、日本最大級の音楽フェス「電撃ロックFes」への出演を目指して奔走する物語だ。熱い魂を持つバンドのリーダー・シズマ(藤井流星)と就職までの期間限定でバンドに参加するシズマの弟・テツ(神山智洋)の赤川兄弟に加え、不思議くんなベーシスト・オギノ(栗原類)と明るいムードメーカーのコバ(吉田健悟)という4ピースバンド。個性豊かな面々が「電撃ロックFes」出演をかけて時に衝突し、時に絆を深め合う姿が描かれる。

 5月25日に放送される第6話では、「電撃ロックFes」の一次審査用の楽曲の一般投票に向けて、楽曲の力で勝負したいシズマと知名度を上げて得票数を増やそうとするメンバーとで意見が割れる。やや険悪な様子で部屋から出て行ってしまったシズマだが、その様子を見た3人はシズマにドッキリを仕掛けることを思いつく。このドッキリのシーンでは、ドラマ内での映像が動画配信サイトに投稿されている編集と似ていたり、ツッコミのようなテロップが入る様子が見どころだ。さらに、度重なるドッキリを仕掛けられるシズマの姿はリアリティに溢れ、藤井は演技とは思えない自然なリアクションで笑いを誘う。

 特に注目したいのが、驚いた時のシズマの謎の叫び声。思わず、“あるある”と思ってしまうリアクションに、視聴者もコバやテツらと一緒に笑い声をあげてしまうことだろう。しかし、このドッキリもラストは一転、感動の物語へと展開される。4人の熱い絆が試されるドッキリ企画から目が離せない。

 本作ではシズマ役の藤井とテツ役の神山がW主演を飾る。プライベートでは同い年でありながら兄弟役を演じている2人の姿も必見だ。藤井自身はシンドラ枠2回目の主演となるが、前回の『卒業バカメンタリー』(日本テレビ系)では、ジャニーズWESTの濱田崇裕とのW主演で話題をさらった。本作でも神山との息の合った演技を見せ、同一グループ内での共演という絆の強さで作品を盛り上げる。

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