蒼井優、伊原剛志、村上淳、細野晴臣ら、オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』出演決定
9月13日に公開される、オダギリジョー長編初監督作品『ある船頭の話』に、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功が出演することが決定した。
本作は、オダギリ本人が長年温めてきたオリジナル脚本を自ら映画化するもの。とある川で、村と町を繋ぐため船頭を続ける主人公のトイチは、村人の源三が遊びに来るとき以外は、黙々と渡し舟を漕ぐ日々を過ごしていた。川上では橋が建設中で、人々は皆完成を心待ちにしている。そんな折、トイチの前に1人の少女が現れる。トイチは、何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めるが、それがトイチの人生を少しずつ狂わせていく。
主人公の船頭トイチ役で柄本明が主演を務める。そして人懐っこい笑顔でトイチのもとに遊びに来る村人・源三を村上虹郎、トイチの前に現れる傷ついた少女を川島鈴遥が演じる。撮影監督には『ブエノスアイレス』『恋する惑星』などで知られるクリストファー・ドイル、衣装デザインには『乱』で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、そして世界を舞台に活躍するアルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦と、国境を越えた個性派スタッフが集結した。
今回発表された9名のキャストは全員、柄本演じる船頭トイチの舟に乗り、向こう岸へ渡ろうとする客人の役を務める。伊原は川上で建設中の橋の関係者、浅野は馴染みの客、村上は上流で起こった事件の噂話を聞きつける商人、蒼井は華やかな芸妓、笹野は酪農を営む賑やかな客、草笛は生まれ故郷に戻る女性、細野はマタギの親方、永瀬はそのマタギの息子・仁平、そして橋爪は町医者をそれぞれ演じる。
村と町を隔てる山あいの河を往来する客にはトイチ(柄本明)の舟に乗り込む理由があり、トイチは彼らを乗せて向こう岸へ舟を渡す。謎めいた少女(川島鈴遥)やトイチを慕って遊びに来る村人・源三(村上虹郎)とともに、それぞれに印象的なエピソードがあり、彼らに寡黙な船頭トイチがどのように関わっていくのか注目される。俳優として国内外を問わず精力的に活動を続け、本作で脚本・監督を務めるオダギリは、今回のキャスティングについて「同業者ですからね(笑)。自分の好みというか、好きな方々に集まって頂きました。監督なんて滅多にあることじゃないので、このお祭り騒ぎに乗じて一緒に遊びませんか? みたいな軽いノリでお声掛けしました。受けて頂いた方々は、役の大小や、ビジネス的な観点で仕事をしていない、粋な方々ですね(笑)」と語っている。
■公開情報
『ある船頭の話』
9月13日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
出演:柄本明、村上虹郎、川島鈴遥、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功
脚本・監督:オダギリジョー
撮影監督:クリストファー・ドイル
衣装デザイン:ワダエミ
音楽:ティグラン・ハマシアン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
(c)2019「ある船頭の話」製作委員会
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