有田哲平と小西真奈美が“北川マジック”に 『半分、青い。』鈴愛が再び東京へ

『半分、青い。』「戻りました!岐阜編」終了

 『半分、青い。』(NHK総合)第22週「何とかしたい!」にて、第19週より続いた「戻りました!岐阜編」が幕を閉じた。

 夏虫駅での律(佐藤健)から鈴愛(永野芽郁)へのプロポーズの決着、つくし食堂2号店・センキチカフェのオープン、仙吉(中村雅俊)の大往生、安らかに生涯を終えた和子(原田知世)。「東京胸騒ぎ編」「人生怒涛編」に勝るとも劣らない濃密な4週の物語であった。鈴愛は再上京を決心し、律はより子(石橋静河)と少しずつ夫婦の仲を戻しアメリカ勤務を決める。

 再び巡り合っては別れを受け止める鈴愛と律は、この「戻りました!岐阜編」で、また心の距離を縮めた。共に家庭を持ち、40歳手前。恋仲でも親友でもない、特別な関係にある鈴愛と律。5秒より少し長い、互いに“触れたい”と思った別れのハグは、10代最後の七夕の夜、顔も合わせずに言ったサヨナラの言葉とは違う。「サヨナラ、鈴愛」は、「頑張れよ、鈴愛」へ。確かな律の心の変化に鈴愛は、少し笑みを浮かべ、「お前もな」と返す。「律が幸せやと、私も幸せや」。2人の関係は、この鈴愛の言葉に表されているように思う。

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