大爆発スタート『ジュラシック・ワールド/炎の王国』 興収100億&年間ナンバー1の可能性も?

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』大爆発

 公開4日間で興収21億円超え。7月13日(金)に公開された『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が空前のロケットスタートをきった。約3年前、2015年8月に公開されたコリン・トレボロウ監督による前作『ジュラシック・ワールド』は最終興収95.3億円を記録。今作では製作総指揮に回ったコリン・トレボロウ(3部作完結編となる次作では再び監督を務める予定)、同じく製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグらの総意のもと、スペイン人監督J・A・バヨナへとバトンタッチした今回の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』も当然のように大ヒットが期待されてはいたが、予想を上回る驚愕の数字を叩き出した。

 7月13日から全国1002スクリーンで公開された『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、16日(祝)までの公開4日間で動員145万3273人、興収21億677万円を記録。前作『ジュラシック・ワールド』の公開日は平日の水曜日だったので同条件での比較はできないが、『ジュラシック・ワールド』が興収20億を超えたのは公開7日目。今作はその数字をたったの4日間で上回ったことになる。

 動員ランキングの対象となる土日2日間での動員は83万3190人、興収は12億1654万円。ここでも、興収比で前作『ジュラシック・ワールド』の144.1%という異常な好成績を記録。ちなみにこの3年間で興収90億円を超えた外国映画は『ジュラシック・ワールド』のほか、2015年12月公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(最終興収116.3億円)と2017年4月公開の『美女と野獣』(最終興収124億円)の2作品のみ。前者の公開初週土日2日間の興収は12億4502万円、後者は10億6536万円なので、現段階での数字だけで精査するなら、今回の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が前作『ジュラシック・ワールド』を超えて興収100億円に達する可能性がかなり高いことがわかる。そして、それはつまり2018年の興収年間ナンバーワン作品をほぼ手中に収めることを意味する。

 公開初週で年間ベスト1最有力候補に躍り出た『ジュラシック・ワールド/炎の王国』だが、果たして本当に敵はいないのか? 現状で直接のライバルとなるのは今年4月に公開、公開14週目にして先週末の動員ランキングでもまだ8位にランクインしている『名探偵コナン ゼロの執行人』だろう。先週末時点での累計興収は85億8000万円。最終興収では90億円に届く情勢だが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がその90億円を下回ることはまずないと予想しておこう。

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