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長澤まさみ主演『コンフィデンスマンJP』の大いなる狙い プロデューサー「世界的に通用するものが必要」

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 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズ、テレビドラマ『外事警察』(NHK)、『鈴木先生』(テレビ東京系)、『リーガルハイ』シリーズ(フジテレビ系)、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)など、数々のヒット作品を世に放ってきた脚本家の古沢良太が、長澤まさみを主演に、コンゲームを仕掛ける月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』が放送中。長澤、東出昌大、小日向文世が演じる、ダー子、ボクちゃん、リチャードによる予測不能なだまし合いは、3人の華麗なる七変化も含めて、大きな話題を集めている。

 タイトルの“コンフィデンスマン”とは信用詐欺師のことだが、続く“JP”は日本を指しており、本作は中国、韓国との3カ国同時製作が発表されている大型企画でもある。革新を続ける月9。プロデューサーの草ヶ谷大輔氏に、3カ国同時製作やキャスティングについてなど、本作の狙いを聞いた。

「世界的に通用するものが必要」

ーー『コンフィデンスマンJP』が生まれた経緯を教えてください。

草ヶ谷大輔(以下、草ヶ谷):企画の成河広明が、脚本の古沢良太さんと連ドラの『リーガルハイ』『デート』を作ってきて、去年は映画『ミックス。』をやっていたんです。その時に、ふたりで次は連ドラをやりましょうよという話になったんです。古沢さんが『スティング』や『オーシャンズ11』といったコンゲームものに興味を持っていて、ぜひとも一度挑戦してみたいと。成河も好きなジャンルだったので、ぜひやりましょうと。それが始まりですね。

草ヶ谷大輔プロデューサー

ーー取り掛かるうえで何か意識したことはありますか?

草ヶ谷:とにかく、これまでに観たことがないものにしようと。それからすでに発表していますが、中国と韓国で同時製作されることになりました。今世界中のドラマをいつでも誰でも観ることのできる時代の中、国内のみなさんに楽しんでいただくだけでなく、世界的に通用するものが必要。その点も、このドラマにおいては意識しました。

ーー3カ国同時製作(『コンフィデンスマンCN(中国)』、『コンフィデンスマンKR(韓国)』)に関しては、これまでにもあったようなリメイクではなく、古沢良太氏の脚本を原作として、脚本の段階から、その国向けに作ってキャスティングをしてという方式ですね。これは日本のテレビドラマでは初だと。

草ヶ谷:そうです。この企画の走り出しのときから、古沢さんも世界を意識して脚本を書かれていました。弊社の国際局で古沢さんの『デート』のリメイクを中国でやったりしていて、そもそも古沢さんという脚本家がアジア圏ですごく人気があるのは実証されていました。なので、今回はリメイクからさらにステップアップして、最初から同時に作っていこうとなったんです。

「ビックリマークをさらに超えた振り切り方をしてくる」

ーーキャスティングはどの段階で考えられたのでしょう。

草ヶ谷:企画が決まり、キャラクターを作っていくなかで、かなり早い段階から長澤まさみさんにやっていただくことが決まっていました。そのため、長澤さんのイメージが何となく頭にあるなかで、古沢さんもダー子というキャラクターをブラッシュアップしていったと聞いています。

ーーメインキャストが3人というのはかなり少ないですね。

草ヶ谷:主要キャストを少人数でやりたいというのは、多ければ多いほど、人間関係や個々の成長を膨らませるといったことができますが、今回のドラマでは、そうしたものではなく、とにかく3人の詐欺師たちがどう騙していくのかを楽しんでいただきたかった。コンゲームに特化して描こうというのが狙いです。

ーー長澤さんのキャスティングは古沢さんの頭に最初からあったということですが、制作陣としてもいけると思ったポイントは?

草ヶ谷:たくさんあるんですけど、今回、長澤さんは信用詐欺師として人を騙すために、さまざまな業界の人物になりすまして近づきます。つまり、それだけのキャラクターを、ダー子という役以外に演じていかなければならない。それができる方です。長澤さんはご自分でキャラクターを考え、声のトーンや話し方のスピード、メイクや衣装、かつら、姿勢といったあらゆることを組み立てて、20パターン以上のキャラクターを演じています。すべて違って、すべておもしろい。こんな女優さんはなかなかいないなと素直に感じています。最高のコメディエンヌですね。

ーー長澤さんご自身も、「女優として大事な時期に来ていると感じている」とコメントされていました。その気概は感じますか?

草ヶ谷:めちゃくちゃ感じます。脚本上でビックリマークがついているセリフがあったりしますが、現場で見ると、そのビックリマークをさらに超えた振り切り方をしてくる。ここまでやっていただけるのは本当に嬉しいですし、本当に真剣に向き合ってくださっている。気概を感じますね。

      

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