生田斗真&瑛太、30代の新境地 『友罪』新場面写真&特別映像公開

『友罪』スペシャル映像&新場面写真

 瀬々敬之監督最新作『友罪』より、新場面写真と劇場ロビー用スペシャル映像が公開された。

 本作は、デビュー作で江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳が2013年に発表した、神戸児童連続殺傷事件を彷彿とさせ話題を呼んだ同名小説を映画化したもの。ある町工場で働き始めた元週刊誌ジャーナリストの益田と、他人との交流を頑なに避ける鈴木は、同じ寮で暮らすうちに少しずつ友情を育てていく。そんな折、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。そして益田は、鈴木が当時14歳だった犯人の少年Aだということに気付く。

 「心を許した友が、かつての凶悪事件の犯人だったら…」公開された場面写真では、そんな答えのない極限の友情にもがき苦しむ益田(生田斗真)に、優しく手をかけ静かに微笑む鈴木(瑛太)の姿が切り取られている。

『友罪』スペシャルムービー

 あわせて公開された劇場ロビー用特別映像に収録されたメイキング映像では、瀬々監督とともに真剣な表情で撮影に挑む生田と瑛太の姿が捉えられている。生田は緊張感漂うシーンの撮影中、益田が抱える様々な葛藤に共鳴し、自然と涙が止まらなくなることもあったといい、「益田という人物も、友人の鈴木と同様に過去の罪を背負って生きている。一筋縄ではいかないキャラクターだったと思います」とコメント。続く瑛太は、「罪を背負いながらも、償うということが分からない人間でも映画の2時間位の中で変化していく。それは、自分の中で作っていきたいと思いながらやっていた」と話す。

 メガホンを取った瀬々監督は「直観的な瑛太さんに対して、生田さんはテストから本番へ役を仕上げていく。そういう、ある意味存在として真逆な2人が化学反応を起こしている瞬間を、現場では何度も見ることができ、それは良い時間でした」と充実した撮影当時を振り返っている。

■公開情報
『友罪』
5月25日(金)全国ロードショー
監督・脚本:瀬々敬久
原作:『友罪』薬丸岳(集英社文庫刊)
出演:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市
配給:ギャガ
(c)薬丸 岳/集英社 (c)2018映画「友罪」製作委員会
公式サイト:http://gaga.ne.jp/yuzai/

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