>  >  > 『アンナチュラル』第4話が突きつけた問い

『アンナチュラル』第4話が突きつけた、“何のために働くのか”という問い

関連タグ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 医大の友人に「お前今、何目指してるの」と問われていた六郎。「じゃ、また明日」と一度離れて歩き出したミコトを、六郎は「あっ、三澄さん」と呼び戻し、「三澄さんはどうして働いてるんですか」と尋ねる。聞くのも少し躊躇っていた様子の六郎に比べ、ミコトは「生きるため」と即答。「いや、俺、まだ夢とか見つかってないし」もじもじする六郎にミコトは「夢なんて、そんなお袈裟なものなくてもいいんじゃない。目標程度で。給料入ったらあれ買うとか、休みができたらどっかいくとか、誰かのために働くとか」と伝えた。

 何のために働くのか。工場長は、佐野の死因への責任を問われ、「私だって自分の家族を守るので精一杯なんだ」と訴えて倒れた。佐野は30日前の事故から帰宅した直後「幸せだといいな、こいつら大人になった時」と眠っている子供たちに微笑んでいた。彼らは、家族のために働いていたが、仕事に対するプライドもあり、商品への愛情だってある。しかし、それは「人を死なせてまで、やることなのか」。工場長が社長に思いの丈を伝えたこのひと言が、全てを物語っている気がした。

 物語の終盤には、いつもあらすじの内容とベストなタイミングで米津玄師が歌う主題歌「Lemon」が流れる。「未来の夢」と題名がついた作文の一文目に「お父さんみたいになりたくない」と書いていた祐。父親の同僚たちと共に、事件の手がかりを探すことに参加した祐は、会社で父親の話をたくさん聞いて「楽しかった」と母に伝える。その場面に重なった歌詞の<今でもあなたは私の光>というフレーズが、祐にとっての父親を表しているように響き渡っていた。

(文=大和田茉椰)

■放送情報
金曜ドラマ『アンナチュラル』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜放送
出演:石原さとみ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、池田鉄洋、竜星涼、小笠原海(超特急)、飯尾和樹(ずん)、北村有起哉、大倉孝二、薬師丸ひろ子(特別出演)、松重豊ほか
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:新井順子(ドリマックス・テレビジョン)、植田博樹
演出:塚原あゆ子(ドリマックス・テレビジョン)
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

      
みんなのレビュー

最終話を見終えてもなお、twitterで アンナチュラルのタグを見ては、自分だけでは、全く気づく事が出来なかった解釈や、気づき、伏線などを見つけて、ハッとしています。
こちらのサイトの記事も、最初から見ていて、気づかせて貰っています。
歌詞と場面の重なりが、こんなにも胸を突く事が多いドラマなんですね。
ありがとうございます(^^)

中堂さんのことが全く書いてない!相変わらずの喪服スタイル、イケメンでした。来週はもっと中堂さんがフィーチャーされる回みたいなので楽しみです。

レビューする

【投稿前の注意事項】

・投稿していただいたレビューは全て編集部で確認させていただき、承認させていただいたもののみを掲載させていただきます。

・Real Soundの編集ポリシーにもとづき、投稿していただいたレビューに編集が加わる場合がございます。

※投稿していただいたレビューは全て上記に同意していただいたものとみなします。

※メールアドレスは表示されません。

「『アンナチュラル』第4話が突きつけた、“何のために働くのか”という問い」のページです。の最新ニュースで映画をもっと楽しく!「リアルサウンド 映画部」は、映画・ドラマ情報とレビューの総合サイトです。

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版