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賛否両論の新作『スター・ウォーズ』、海外の反応は? ライアン・ジョンソン監督本人のコメントも

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 シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開から1週間が経ち、世界中で賛否両論が巻き起こっている。

 続3部作の幕開けとして2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の続編となる本作は、前作のラストシーンで、ジェダイの騎士唯一の生き残りルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)と出会ったレイ(デイジー・リドリー)のその後と、銀河の独裁をもくろむファースト・オーダーに抵抗するレジスタンスの戦いを描いたもの。監督は、『LOOPER/ルーパー』のライアン・ジョンソンが務めた。

 おなじみのロゴはシスを彷彿とさせる赤色に染まり、予告映像ではレイに手を差し伸べる宿敵カイロ・レン(アダム・ドライバー)の姿が映し出さるなど、公開前の情報には意味深な点が多く、ファンの期待は高まるばかりだったが、蓋を開けてみると評価は真っ二つだった。

 さらに、ファンだけでなく映画のプロたちの意見も様々な結果に。映画評論家の町山智浩は自身のTwitterで「最高だった!」と絶賛し、早々に解説音声を配信。その一方で、ラッパーでラジオパーソナリティの宇多丸はラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ)で、良い点を紹介しつつも「映画作品としてあまりにも看過し難い点が多すぎる」と厳しい評価を下した。

 賛否の声が上がるのは日本だけでなく、本場アメリカも同様。批評家と一般の評価を同時に見ることができる辛口映画レビューサイトRotten Tomatoesでは、2017年12月22日現在、批評家の評価が100パーセント中92パーセントと高得点なのに対し、一般は53パーセントと大きく差が開いている。

 本作の中でも評価が高いのが、手に汗握るアクションシーン。流血などの過激な表現が制限されている中で、赤い鉱石でできた地表を塩が覆っている惑星クレイトや、真っ赤な衣装をまとった最高指導者スノークの護衛エリート・プレトリアン・ガードなど、“赤の”使い方が非常に効果的だった。アメリカを代表する批評家トッド・マッカーシーはThe Hollywood Reporterで、観客が求める通りのアクションシーンが詰め込まれていたとその迫力を認めている。しかし、シリーズ最長となる2時間32分は少し長すぎたとも言っており、もっと新しいキャラクターたちに、影響力や目的、とげのある個性を持たせてもよかったとつづっている。

 その点では、TIMEの映画評論家ステファニー・ザカレックも同様にキャラクターたちの行動にやりがいを見出すべきだったと指摘。「全体的に、映画が散らかっているように感じた」と批判した。

 今回批判の声が多かった脚本はジョンソンが書き上げたもので、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手掛けた脚本家ローレンス・カスダンは参加していない。ルーカスフィルムと相談して制作されたためジョンソン独断の脚本ではないものの、革新的な設定や新たなキャラクターが登場した反面、これまでの作品と比べてまとまりが薄れたのではないかとの見方が多い。

 Business Insiderのジョンソンへのインタビューによれば、ファンたちからのネガティブな意見もジョンソン本人のTwitterに寄せられているらしい。しかしそれはファンたちに作品への愛があるゆえの批判で、ジョンソンは個人攻撃として受け取らず、これが自分の仕事だと割り切っているそうだ。加えて、ジョージ・ルーカスがファンの望むものを考慮しながらシリーズを構築してきたのではないように、ファンの思い通りの脚本を書いても出来の悪い作品になっただろうとも言っている。「Twitterに寄せられるコメントの80パーセントから90パーセントは素晴らしいもので、ファンからの喜びと愛でたくさんだよ」と賞賛の声が多いことも明かした。

      

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