『アウトレイジ 最終章』が初登場1位 北野武監督は今や“安定したヒットメイカー”に

『アウトレイジ 最終章』が初登場1位

 今年9月におこなわれた『アウトレイジ 最終章』ジャパン・プレミアの席で、北野武は次回作として自身が執筆した恋愛小説(『アナログ』)の映画化企画を進めていること、そして、それがきっと失敗するだろうから、またバイオレンス映画に戻るつもりであることを自嘲気味に語っていた。しかし、監督2作目『3-4X10月』以降のすべての作品で脚本は手がけてはいるものの、もし『アナログ』の映画化が実現したら、自身の著作を監督するのが初めてのことになる。それだけでも話題性は十分なだけに、今年70歳となった「ヒットメイカー北野武監督」の快進撃はこの先も続くかもしれない。

■宇野維正
音楽・映画ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」主筆。「MUSICA」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」ほかで批評/コラム/対談を連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』(新潮社)。Twitter

■公開情報
『アウトレイジ 最終章』
全国公開中
監督・脚本・編集:北野武
音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
(c)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
公式サイト:outrage-movie.jp

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