武井咲『黒革の手帖』はなぜ成功した? 女優キャリアと重なる、悪女役のリアリティ

「本作を通じて、世間的にも武井を“ポスト米倉涼子”と見る向きが高まっていると思います。そう考えたときに、武井に必要なのは体当たりで演じるラブシーンなのかもしれません。米倉涼子はラブシーンを演じない女優ですが、だからこそ武井が大人の色気を醸し出すラブシーンを演じれば、米倉涼子とはまた違う女優としての魅力を打ち出すことができるのでは。『黒革の手帖』で江口洋介演じる安島富夫と、妖艶なシーンを演じることで、さらなる新境地を見せてくれることを期待したいです」

 『黒革の手帖』第6話は、本日よる9時より放送される。これまで、すべてが順調に進んできていた元子の頭上に、初めて暗雲が立ちこめる展開になるとのこと。武井は、どんな表情を見せてくれるのだろうか。

(文=松下博夫)

■放送情報
『黒革の手帖』
テレビ朝日系にて 毎週木曜21:00~
出演:武井咲、江口洋介、仲里依紗、滝藤賢一、和田正人、内藤理沙、高嶋政伸、真矢ミキ、高畑淳子、奥田瑛二、伊東四朗ほか
原作:松本清張『黒革の手帖』(新潮文庫刊)
脚本:羽原大介
監督:本橋圭太、片山修
ゼネラルプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawanotecho/

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