菊地成孔、映画評論集『菊地成孔の欧米休憩タイム』発売へ 『シン・ゴジラ』『君の名は。』も書き下ろし!

 ジャズ・ミュージシャン、菊地成孔による映画評論集『菊地成孔の欧米休憩タイム』が、8月10日(木)に株式会社blueprintより発行されることが決定した。

 同書は、英語圏(欧米国)以外、特にアジア圏の映画を対象としたリアルサウンド映画部の連載レビュー「菊地成孔の欧米休憩タイム〜アルファヴェットを使わない国々の映画批評〜」の中から良質な記事を厳選し、新たに加筆・修正の上で収録。同連載の番外編として掲載され、Yahoo!ニュースなどのネットメディアやSNSで大きな議論を巻き起こした『ラ・ラ・ランド』評のほか、2016年の特大ヒット作『シン・ゴジラ』と『君の名は。』を合わせて論じた書き下ろし批評なども収録する。

 さらに、菊地が有料メールマガジンにて連載していた「TSUTAYAをやっつけろ!」、日本映画大学准教授のハン・トンヒョン女史との『ひと夏のファンタジア』対談や、雑誌『ROCKS』(講談社/SPBS)の連載で、自身の居住区である新宿にパリやニューヨーク、ソウルの3都市を重ね合わせていく幻の名エッセイ『都市の同一性障害』などもピックアップ。独自の切り口から読み解くユニークかつ刺激的な映画評を存分に楽しめる一冊だ。

 また8月10日(木)の発売日当日は、青山ブックセンター本店にて、映画批評家の廣瀬純氏と菊地成孔によるトークイベントが開催されることが決定している。新刊書『菊地成孔の欧米休憩タイム』は、Amazonにて予約受付中。

■商品情報
『菊地成孔の欧米休憩タイム』
著者:菊地成孔
価格:2,000円(税抜き)
発売日:8月10日
判型:四六版
発行:株式会社blueprint
発売:垣内出版株式会社

【内容紹介】
映画メディア「RealSound 映画部」の人気連載「菊地成孔の欧米休憩タイム~アルファヴェットを使わない国々の映画批評~」を一挙総括! 公開後に Yahoo!ニュースなどで大きな議論を巻き起こした『ラ・ラ・ランド』評はもちろん、『シン・ゴジラ』『君の名は。』などヒット作の書き下ろし評論、ほか単行本未収録の原稿を多数収録。 "英語圏(欧米国)以外の映画を中心に評論する"というテーマのもと、菊地成孔が独自の角度から鋭く切り込んでいく、まったく新しい映画評論集。

【著者について】
1963年生まれ。サックス奏者。音楽界では、ミュージシャンを基軸として、映像作品の音楽監督、大学の講師など多岐にわたって活動。文筆家、コラムニスト、批評家など、言論界でも名を馳せる多作家。ファッションや食文化にも造詣が深い。自身が DJを務めるラジオ番組『菊地成孔の粋な夜電波』が放送中。

【目次】
<シン・君の名は>或は今年は1955年である/まえがきにかえて

第1章 欧米休憩タイム
『黒衣の刺客』/『ロマンス』/『木屋町 DARUMA』/『無頼漢 渇いた罪』/『ハッピーアワー』/『ビューティー・インサイド』 /『セーラー服と機関銃 -卒業-』 /『インサイダーズ/内部者たち』 /『山河ノスタルジア』 /『アイアムアヒーロー』/『ひと夏のファンタジア』/『ケンとカズ』/『暗殺』/『隻眼の虎』/『溺れるナイフ』/『ラ・ラ・ランド』 /『ラ・ラ・ランド』追補 /『お嬢さん』

第2章 TSUTAYAをやっつけろ!
『死刑台のエレベーター』×2/『ディーヴァ』/『フライドドラコンフィッシュ』/『イヴのすべて』/『エージェントゾーハン』/『軽蔑』/『アメリカの夜』/ヒッチコック全作品(前後編)

第3章 都市の同一性障害/その他の読み物
『ひと夏のファンタジア』ハン・トンヒョン氏と対談 /ホン・サンス『次の朝は、他人』・同一性障害という美/ROCKS 都市の同一性障害 第1回「新宿とパリ」/ROCKS 都市の同一性障害 第2回「新宿とニューヨーク」/ROCKS 都市の同一性障害 第3回「新宿とソウル」/「K-HIPHOP」とワタシの出会いとその後の関係について

あとがき

(上記の目次は予定です)

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