石原さとみ、“ウザかわキャラ”から大人の女優へ 『忍びの国』鬼嫁役で見せた母性

石原さとみ、母性ある女優へ

 本人は悩んでいるのかもしれないが、見る側にとっては色々なことに挑戦している石原は実に魅力的だ。加えてしっかりと結果を残しているのだから面白い。今回の役も見方によっては色物ではあるが、夫の力になる存在であり、売られて来た身寄りのない子どもの忍者たちには親心を注ぐなど、母性溢れる女優へと成長した石原。元々キュートさと大人の色香が混在していたが、さらにそこに母性が加わり、30代の女優を歩んで行く上での新たな魅力を開花させた。

(文=本 手)

■公開情報
『忍びの国』
全国東宝系にて公開中
出演:大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、平祐奈、満島真之介、でんでん、きたろう、立川談、國村隼、伊勢谷友介
原作:和田竜『忍びの国』(新潮文庫刊)
監督:中村義洋
脚本:和田竜
製作:映画『忍びの国』製作委員会
(c)2017 映画『忍びの国』製作委員会
公式サイト:http://www.shinobinokuni.jp/

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