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ブレイク筆頭株・飯豊まりえ&武田玲奈に注目 『マジで航海してます。』対照的なキャラの魅力

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 昨年4月から新たに誕生したMBS制作のTBS系列「ドラマイズム」枠は、既存の3ヶ月1クールの常識を破り、深夜帯の柔軟さを活かして、短い話数の中でタイトにまとめあげたインパクトのある話題作を次から次へと送り出してきている。

 4日深夜(MBS放送圏では2日深夜)からスタートした『マジで航海してます。』は、全5回という短さでありながらも、ほぼ全編が船の上で繰り広げられるだけに、密度の高い青春群像が期待できる。しかも、メインディレクターに一昨年MBS制作のドラマ『監獄学園 プリズンスクール』の実写化を成功させた井口昇ともなれば、かなり個性的な作品を予想していたが、蓋を開けてみれば実に爽やかな雰囲気が漂っているではないか。

 ボーイフレンドに誘われたため(そのボーイフレンドは受験に失敗してしまう)商船大学に進学してしまった石川燕と、根っからの船好きで空気が読めない坂本真鈴のふたりを軸に、航海士を目指す若者たちの1ヶ月の乗船実習を描き出すこのドラマ。海運業界の魅力を伝える広報活動「J-CREWプロジェクト~やっぱり海が好き」が全面協力しているだけに、専門的な話にも軽く触れながらも、気楽に観られる点が好感触な第1話に仕上がっていた。

 本作でダブル主演を務めるのは、『ニコ☆プチ』出身の飯豊まりえと、現役の『non-no』専属モデルの武田玲奈。同学年でモデル出身に加え、笑うとえくぼができるところまで共通しているふたりだが、劇中では対照的な性格のキャラを演じきる。どこか影を背負いながらも明るく天真爛漫に振る舞う飯豊と、流されやすく優柔不断な武田。ブレイク筆頭株の若手女優ふたりの共演となれば、食い合いになるのではないかと思っていたが、良いコンビネーションを保っている。

 飯豊はこの夏、キャリア最大のブレイクを迎えている。現在FODで配信されている野島伸司脚本のドラマ『パパ活』での主演に加え、8日からスタートするテレビ東京系深夜ドラマ『居酒屋ふじ』でヒロインを務めるなど、メインロールでの出演ドラマが止まらない。しかもこの7月からはフジテレビの情報番組『にじいろジーン』に新レギュラーとして参加し始めているだけに、ここにきて急激にその知名度を上げてきた。

 一方で、4月期にテレビ東京系の深夜ドラマ『100万円の女たち』で体を張った演技が話題となった武田玲奈は、今作が待望のドラマ初主演作。現在は主演映画『ポエトリーエンジェル』と『パパのお弁当は世界一』が全国順次公開中のほか、5月には日本初となるVR短編映画『交際記念日』で主演を務めるなど、こちらも確実にブレイクの道を進んでいる。もっとも、今作も含めてダブル主演が多いだけに、そろそろメジャー級の単独主演作が登場してもいい頃合いだろう。

      

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