木村祐一が語る、芸人という仕事 ドキュメンタリー『ワレワレハワラワレタイ』の狙い

木村祐一『ワレワレハワラワレタイ』を語る

 一方、芸人には特有の欲求があるとも、木村祐一は語る。「みなさんの玩具になりたいという気持ちですかね。遊ばれたい気持ちというか。顔立ちとか歩き方とか、表情なんかは芸人によってそれぞれ違うんですけれど、みんな共通して“突っ込まれたい”とは思っている。変なやっちゃな、おもろいやっちゃなって思われたい一心でやっている。その感情には、年齢もキャリアも関係ないですね」

 最後に、今作が上映された沖縄映画祭について、今年の感想を聞いてみると、「年々、沖縄に浸透してきているのを感じる。タクシーに乗っても『沖縄映画祭ですか?』って、地元の人たちが意識してくれているのが嬉しい。規模的にも沖縄全体に広がってきているので、今後はさらにアジアにも浸透していけば。吉本興業が中心となってやっているので、気を抜いて笑えるのがこの映画祭の良いところ。来年も楽しみにしてください」とのこと。

 なお、次回に同シリーズが公開される『京都国際映画祭 2017』は、10月12日~10月15日に開催される予定だ。

(取材・文=松田広宣)

■関連情報
京都国際映画祭 2017公式サイト:http://kiff.kyoto.jp/

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