土屋太鳳、亀梨和也との“禁断のキスシーン”をどう切り抜けた? 『PとJK』コメディエンヌぶり

土屋太鳳は、アクティブな役でこそ引き立つ

 まずは4月12日から日本テレビ系列の深夜枠で放送されるドラマ『兄に愛されすぎて困ってます』。また最近の少女漫画を原作にしたラブコメで、土屋は急激にモテ期が訪れたヒロインを演じる。同作は6月から劇場版も公開されるので、映画に備えるためにはドラマ版は視聴必須だ。そして、9月1日からは映画『トリガール!』が公開される。こちらは中村航の小説を原作にした青春映画ではあるが、『高校デビュー』や『ヒロイン失格』を手がけた英勉監督ということは、そうとうコミカルな作品に仕上がっているに違いない。予告編で見せる表情の豊かさと、持ち前の身体能力の高さを活かした演技は、彼女の新たな代表作として加わることだろう。

 閑話休題、この『PとJK』は公開週で初登場7位、2週目ではひとつランクを上げて6位にはなったものの、冒頭でも触れた『ひるなかの流星』に興行的には後塵を拝する形となっている。強力なタイトルが並ぶ春休みシーズンということもあるだろうが、少しばかり少女漫画映画ブームに陰りが見え始めているのが少々気にかかるところだ。しかし、興行的な部分も大切ではあるが、『PとJK』の土屋太鳳、そして『ひるなかの流星』の永野芽郁と、今後楽しみなコメディエンヌの開花作品として、どちらも重要な作品となることは間違いないだろう。(参考:永野芽郁の圧倒的ヒロイン感に興奮! 『ひるなかの流星』すずめ役の魅力を熱弁

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■公開情報
『PとJK』
公開中
監督:廣木隆一
脚本:吉川菜美 
原作:三次マキ『PとJK』(講談社『別冊フレンド』連載)
出演:亀梨和也、土屋太鳳、高杉真宙、玉城ティナ、西畑大吾(関西ジャニーズJr.)、村上淳、ともさかりえ、大政絢、田口トモロヲ
企画・配給:松竹
(c)2017 「PとJK」製作委員会
公式サイト:http://ptojk.jp

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