吉高由里子、榮倉奈々、大島優子、それぞれの“幸せ”とは? 『東京タラレバ娘』が出した答え

 “理想の幸せ”を掴み損ねた倫子は、いつもの呑んべえで香と小雪と集まっていた。倫子がふと「私、男いない仕事ないってここであんたたちとタラレバ愚痴言ってたときも、(中略)案外幸せって思ってた気もする」と漏らすと、「でも、それが幸せだとは大きな声では言えないしな」と続く小雪。「私たち何に縛られてるんだろう」とぼやき、世間の価値観や周りの目、自分自身の考えに囚われていたことに、ようやく気づく。いくつまでに結婚したい、幸せになりたいとよく耳にするが、何歳でどうするから幸せというものではないのだ。「よく考えたらさ、別にそんな年齢で区切られる必要ないよね」とハッとするタラレバ娘たち。そう、“幸せ”を勝手に自分自身の中で定義づけていただけで、「幸せになるもならないも自己責任」なのだ。

 香と小雪が、それぞれ自分らしい道を選択し歩んでいく一方で、倫子もまた自分自身の幸せを見出していく。「幸せってなんなのか、その答えは人それぞれ違う。人の数だけ答えがある。幸せは自分が決めるものだ」。“幸せとはこういうもの”と決めつけるから、気づけない幸せがあるのだ。倫子がKEYに想いを告げると「俺もあんたのこと好きかも。……って言っタラどうする?」と、彼らしい言葉が返ってくる。ここから、ふたりの関係はどう進展していくのか。倫子も、KEYも、はたまた香や小雪、早坂さんもどんな未来が待っているかはわからない。だが、きっと“幸せ”であることに違いない。

(文=戸塚安友奈)

■番組情報
『東京タラレバ娘』
毎週水曜日よる10時00分〜
製作著作:日本テレビ
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/tarareba/index.html

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる