福原遥、“まいんちゃん”イメージ覆す演技でブレイクなるか 『レンタル救世主』で見せた可能性

 今、“まいんちゃん”こと福原遥の演技が話題になっている。現在放送中のドラマ『レンタル救世主』で女子高生役を演じている福原。2009~2013年にNHK Eテレで放送された子供向けの料理・食育番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の主役・柊まいん役を務め、同世代の子供やその親御さんたちなど幅広い年齢層から親しまれた。そんな、人気・知名度ともに抜群の元子役は、18歳に成長した現在、ハッとするほどの美少女に成長している。

 日本テレビ系毎週日曜よる10時30分から放送中の『レンタル救世主』は、電話1本でどんな無理難題、危機的状況でも駆けつけ解決するというレンタル会社“レンタル救世主”を舞台にした物語。福原が演じるのは、レンタル救世主会員の女子高校生“ハイジ”こと葉石りさ子。当初はイケイケな女子高生グループのリーダー的存在で、学校の伝説の先輩である百地零子(志田未来)に会う度に嫌みを言うようなキャラクターだった。しかし、それは自分に自信がなく虚勢を張ってしまうゆえの言動ということが後に明かされた。ハイジは、レンタル救世主の社員たちと関わりを持つ度に、だんだんと憎めない子になっていく。

 そして視聴者が騒然とした第6話。このドラマで一番の見どころは志田未来による本気のラップだが、そんな志田演じる零子に負けじと福原がラップを繰り広げる。これがハイジのキャラクターにぴったりで、なんとも愛らしいのだ。ラップ初心者の女子高生が、顔を作りながら必死に唄っている姿はどこか滑稽で面白い。そして胸にタオルをつめて作ったEカップバストを揺らしながら登場するというシーンでは、「あの清純派のまいんちゃんがここまでやるか」と、長年のファンたちを驚かせた。

 この回が放送された直後、Twitterで「レンタル救世主」や「まいんちゃん」がトレンド入りするなど、ネット上では大きな話題に。福原はキャスト決定時のニュースで「個性が強いキャラクター達の中で、明るくて天真爛漫なハイジが輝けるよう全力で挑みます。これまでと違う福原遥をお見せできたらと思います。 そして、憧れの先輩方について行けるように頑張ります」とコメントを寄せていたが、まさかここまで吹っ切れた演技をしてくれるとは。一世を風靡した子役が今、新たに女優として花開こうとしている。

 志田未来の現実離れした演技に視聴者が慣れてきたタイミングで、福原が与えたインパクトは大きい。さらに『ラストコップ』とのコラボでは『レンタル救世主』代表としてメイド服姿で登場し、その可愛いさが話題になった。まさにドラマの救世主的な活躍ぶりだったのだが、それ以降は目立った出番がなくちょっと寂しい。昨日放送の第9話でも、1シーンに出ていたくらいだ。

 黒宇(大杉漣)の裏切りとレンタル救世主を潰そうとする零子の兄・城崎千太郎(小出恵介)の企みにより、逮捕されたレンタル救世主。彼らの無罪を訴え、署名活動をする1シーンに福原は登場していた。メインキャストではないので仕方ないにせよ、来週の最終回ではもう一活躍を期待したいところである。

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