“台湾の新星”ヤオ・アイニン、日本映画初主演作『恋愛奇譚集』公開へ 「とても美しい映画です」

 台湾映画『共犯』で知られるヤオ・アイニンが、2017年2月4日に公開される映画『恋愛奇譚集』で、日本映画初主演を務めることが決定した。

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 本作は、福島県天栄村を舞台にした恋愛映画。言葉が通じないもどかしさを抱えながら、ホームステイ先の古川酒造の三代目涼太や、同じクラスの気になる男子・光孝とその彼女・香織たちと日々過ごしていた台湾からの留学生・ユーウェンが、ある日彼女にしか見えない赤いコートを着た謎の少女・ユリと出会い、笑顔を取り戻していく様を描き出す。メガホンを取ったのは、宝塚造形芸術大学在学中に、崔洋一監督、成田裕介監督、福岡芳穂監督から映画制作を学び、2014年に『思春期ごっこ』で商業映画監督デビューを果たした倉本雷大監督。矢崎仁司監督作『ストロベリーショートケイクス』『スイートリトルライズ』や河瀬直美監督作『七夜待』などの脚本作で知られる狗飼恭子が脚本を手がけた。

 あわせて公開されたメインビジュアルには、天栄村の景色の中に佇むヤオ・アイニンの姿が捉えられている。また、12月11日に、福島県・天栄村生涯学習センター(文化の森てんえい)にて、完成披露試写会が開催されることも決定している。

ヤオ・アイニン コメント

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私にとって本作はとても美しい映画です。その美しさは人と人のつながりにあります。今、ここで誰かといることを大事にして、心で感じたいのです。撮影の時、私自身はユーウェン役そのままでした。一人で日本に来て、皆さんと仕事をして、最初はなじめなかったのに後半はすごく仲良くなりました。まさに映画の中にある 台詞の通り「みんなすぐに忘れちゃうと思う。でも、それでもいい。ときどき思い出してくれさえすれば」。私たちは一緒に映画を作ってた、そう思い出してくれればいいのです。またある台詞「きっと恋によってだけ、人は誰かの物語の登場人物になることができるんだ」の通り、人が他人の人生に関わることは、ちゃんと理由があると思います。皆さんもこの映画を見て、今を大事に、一緒にいる人を大事に思っていただければと思います。

■公開情報
『恋愛奇譚集』
2017年2月4日(土)より新宿シネマカリテ、フォーラム福島ほか全国順次公開
出演:ヤオ・アイニン、和田聰宏、内田慈、福田麻由子、柳俊太郎、遠藤新菜、前野朋哉、潮みか、若林瑠海、中島歩、山本浩司、水橋研二、康すおん
監督:倉本雷大
脚本:狗飼恭子
音楽:蓮沼執太
製作プロダクション:クラスター
配給・宣伝:プロジェクト ドーン
企画:YOUNEE. 沼田事務所
製作:「恋愛奇譚集」フィルムパートナーズ(天栄村映画制作実行委員会/クラスター/プロジェクト ドーン)
2017年/日本/120 分/5.1ch /シネマスコープ/カラー/デジタル
(c)2017「恋愛奇譚集」製作委員会

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