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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

9週目でまさかの前週超え! 興収164億突破『君の名は。』、前人未到の10連覇を阻むのは?

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 このところ毎週、1位の『君の名は。』についてはノラリクラリとスルーしてきて(そうしないと「週刊『君の名は。』現象」になってしまうので)、2位に初登場した作品について詳細な分析をおこなってきたが、久々に真正面から向き合うタイミングがやってきたようだ。

 というのも、これで9週連続1位となった『君の名は。』の先週土日2日間の動員は36万人、興収4億7600万円。なんとこの記録、先々週の動員34万7000人、興収4億6800万円という数字を上回っているのだ。ここにきて、まさかの再上昇。ちなみに9週連続1位というのは、興行通信社が全国動員ランキングを発表するようになってからは、『ハウルの動く城』(2004年11月公開/最終興収196億円)、『アバター』(2009年12月公開/最終興収156億円)と並ぶ歴代1位のタイ記録。つまり、もし今週末も1位になったら、『君の名は。』は晴れて10週連続1位で新記録達成ということになる。

 先週末2位に初登場した『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』の土日2日間の動員は9万9000人、興収は1億4100万円。今の時点でも『君の名は。』は2位以下にトリプルスコア以上の差をつけているとあって、10週連続1位もカタいのではないかと思いきや、今週末に公開される新作は『デスノート Light up the NEW world』『インフェルノ』となかなかの強敵揃い。いずれもシリーズ作なので、今週末の予想をする上で一足先に過去の数字を振り返ってみよう。

 まず、一応今作は「リブート」となってはいるものの、『デスノート Light up the NEW world』の直接的な前作にあたるのは、前回の映画版の後編だった『デスノート the Last name』として問題ないだろう。2006年11月に公開された同作の初週土日2日間の興収は、実に7億6082万5310円。なんと先週末の『君の名は。』の興収をはるかに上回っている。もっとも、「これではデータが古すぎる」、あるいは「あの作品は異例の前編テレビ放送直後のブーストもあったはずだ」という意見もあるかもしれない。シリーズのスピンオフ作品として製作された『L change the WorLd』の数字も見てみたい。2008年2月に公開された同作の初週土日2日間の興収は約5億6500万円。これでも先週末の『君の名は。』の興収より1億円以上多い。10連覇を阻む最大の壁は、やはり『デスノート Light up the NEW world』と見ていいだろう。

      

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