『インフェルノ』特別コメント公開 トム・ハンクス「人生最高の経験ができるシリーズ」

トム・ハンクス、モナ・リザ前で着替えた過去

 10月28日に日米同時公開される『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾『インフェルノ』より、トム・ハンクス、ロン・ハワード監督のコメントが公開された。

 本作は、アメリカの小説家ダン・ブラウンによる小説を映画化した、2006年の『ダ・ヴィンチ・コード』、2009年の『天使と悪魔』に続く、シリーズ第3弾。宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が、詩人ダンテの叙事詩『神曲』“地獄篇”に隠された暗号に挑む模様を描く。

 前2作に引き続き、ロン・ハワード監督がメガホンを取り、主人公ロバート・ラングロン教授役をトム・ハンクスが演じた。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『最強のふたり』のオマール・シー、『ジュラシック・ワールド』のイルファン・カーンらが脇を固める。

 本シリーズの注目ポイントといえば、誰もが知る観光名所や普通では入れないようなロケーションでの撮影。これまでフランス、イギリス、イタリアなど数多くの国で撮影が行われ、本作でもイタリア、ハンガリー、トルコなど世界中を舞台に物語が進んでいく。そんな日常生活では決して味わえないロケーションの数々に主人公ラングトン教授を演じるトム・ハンクスは“人生最高の経験ができるシリーズ”だと豪語している。

 トムは、「出演していてすごく楽しい。午前3時のルーヴル美術館で『モナ・リザ』の前でパンツも着替えたし、CERN(欧州原子核研究機構)の中を走り回ることもできるんだから」と、これまでの撮影を振り返る。

 しかし、そんな貴重な場所での撮影はハプニングの連続だったと、監督のロン・ハワードは明かす。第2作目『天使と悪魔』では舞台となるヴァチカンでの撮影が禁止に。さらに世界有数の観光地ローマでは、キャストたちが一般人に紛れながらのゲリラ撮影も敢行したという。そして本作では夏の観光シーズン真っ只中、ボーボリ庭園、ヴェッキオ宮殿など歴史ある人気観光スポットでの撮影が敢行された。

 ハワード監督は「撮影の許可が下りたのは、数日間どころか数時間しかなかった」とコメント。さらに、「無重力状態で過酷な撮影を行った『アポロ13』以来の、信じられないほどのプレッシャーだったよ」と、撮影の苦労を明かした。そんなロケ撮影へのこだわりについて、監督は「どんな映画を作るときでも、実際のロケーションに勝るものはない。キャスト、スタッフ、観客、皆に素晴らしい影響を与えるからなんだ」と熱弁している。

■公開情報
『インフェルノ』
10月28日(金)日米同時公開
監督:ロン・ハワード
原作:ダン・ブラウン
製作:ブライアン・グレイザー、ダン・ブラウン
脚本:デヴィッド・コープ
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー、イルファン・カーン
配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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