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菅田将暉、真剣佑、水谷果穂……金髪の俳優が増えている背景

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 パフォーマンスガールズユニット“9nine”として、これまで清純なイメージを貫いてきた川島海荷(7月に9nine脱退予定)が、ドラマ『朝が来る』(フジテレビ系・東海テレビ)の役作りとして、黒髪から初の金髪にイメージチェンジしたことが話題を集めている。そのほか、現在公開中の映画『オオカミ少女と黒王子』の山﨑賢人、2016年秋に公開予定の『溺れるナイフ』の菅田将暉、映画『燐寸少女』の佐藤すみれ(SKE48)など、金髪で役に挑む俳優が目立っている。

 近年、髪色の流行は黒髪が主流で、2013年頃には、佐々木希や木下優樹菜ら人気モデルたちが、トレードマーク化していた茶髪を黒に染めてイメージチェンジを行い話題を集めた。流行の要因には、黒髪モデルを多数起用したヘアケア用品のCMの影響、ヘアケアへの関心の高まりなど諸説あるが、2016年現在ではそうした流れへの反動として、金髪アイドルや金髪俳優が増えているのかもしれない。

 また、漫画原作の映像作品が増加していることも、金髪流行の背景にあるだろう。『オオカミ少女と黒王子』『溺れるナイフ』『燐寸少女』はすべて漫画原作だ。漫画の世界における髪色は、ビジュアルだけでなく、キャラクターの性格を表していたり、主要キャラクターとモブキャラクターを差別化する意味合いが強い。そして、実写化する場合は必然的にキャラクターに寄せた髪色になり、結果として金髪俳優が増えるのだ。

 映画やドラマにおける金髪のイメージも、かつてとは異なっている。これまでの金髪キャラクターは、不良や劣等生といった負のイメージが強かったが、昨今の映像作品に登場する金髪は、学校一のイケメンであったり、間抜けな愛されキャラであったりと、そのイメージはさまざまだ。ときには不良のイメージとは対極にある、“王子様”や“人気者”といったポジティブなイメージとも結びつくようになってきている。

 金髪にすることは、役者にとってもメリットがある。髪色の変更は簡単でありながら話題になりやすく、従来のパブリックイメージを一気に変えるきっかけになる。先に挙げた川島海荷や佐藤すみれをはじめ、今期の月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)で茶色ベースの金髪を披露した夏帆、映画『ちはやふる』で純朴な青年を演じていたが、7月から始まるドラマ『仰げば尊し』(TBS系)でヤンキー役を演じる真剣佑など、もともと黒髪のイメージが強い人ほど、そのギャップは大きく鮮烈な印象を与える。今年に入り放送が始まったUHA味覚糖のお菓子“ぷっちょ”のCMでロリータ金髪を披露した橋本環奈や、缶コーヒー“ワンダ 金の微糖”のCMでビートたけしの娘役を演じた水谷果穂も、いい意味で視聴者の予想を裏切ったことで、それまでとは違う一面を開拓することに成功した。役柄の幅を広げるという意味でも、金髪にするのは効果的なのだ。

      

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