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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

『オデッセイ』圧倒的強さでV2!  『信長協奏曲』30億突破! 滑り出し好調の2016年興行模様

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 前週ロケットスタート(宇宙モノだけに)をきった『オデッセイ』が、先週末も土日2日間で動員27万7427人、興収4億698万3300円と圧勝で2週連続1位を獲得。作品内容を評価する口コミ効果も広がっていて、今後もしばらく強敵が見当たらない。日本映画に比べて外国映画は当たればロングヒットになる確率が高いので、場合によっては50億近くまで狙える勢いを維持している。

 先週に続いて2位の『信長協奏曲』も高水準の推移をキープしている。先週末土日2日間は動員22万1760人、興収2億8338万5300円。公開4週目にして累計興収で32億円を超え、年間トップ10入りの近年の目安である40億の大台を早くも射程圏内に。

 気の早い話だが、2016年度作品には2015年12月公開作品も含まれるので、年間1位をほぼ手中に収めている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(9週目にして、前週比が下げ止まるという驚異的な粘りを見せている)、約55億あたりでフィニッシュしそうな『妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』の2本に加えて、『オデッセイ』と『信長協奏曲』が加わると、2月半ばの時点で例年の水準でいうなら年間トップ10のうち4本が出揃ったことになる。2016年の映画興行は、今のところ絶好調と言っていいだろう。

 さて、昨年は『ワイルド・スピード SKY MISSION』『ジュラシック・ワールド』『ミニオンズ』『テッド2』と大ヒットを連発した東宝東和配給作品(海外ではユニバーサル配給)が洋画界の台風の目となったが、今年注目したいのは『オデッセイ』が大ヒット中の20世紀フォックス。ご存知のように、かつてフォックスにとってドル箱だった『スター・ウォーズ』シリーズはディズニーへと“移籍”してしまったわけだが、今年の20世紀フォックス配給作品は『オデッセイ』の後も話題作が目白押しなのだ。

 まず、今年のアカデミー賞において大本命との前評判が高い4月22日公開の『レヴェナント: 蘇えりし者』。作品の内容は硬派なものの、難解さのまったくない極めてシンプルなストーリーを持つ作品なので、作品賞やレオナルド・ディカプリオの主演男優賞の行方次第(2月29日発表)では日本でも爆発する可能性を秘めている。

     
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