青春映画の傑作としての『ストレイト・アウタ・コンプトン』

青春映画としての『SOC』

 本作は幼い初期衝動を胸に秘め、熱い友情で手を取りあい…ほんの数年の間だけ、眩しいほど輝いた青年たちの物語だ。暴力、金、セックス、ドラッグと、悪徳の限りを尽くす裏側には、青春と友情の尊さという、極めて健全で普遍的なテーマが描かれている。

■加藤ヨシキ
ライター。1986年生まれ。暴力的な映画が主な守備範囲です。
『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』に記事を数本書いています。

■公開情報
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
12月19日(土)渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国公開
監督:F・ゲイリー・グレイ 脚本:ジョナサン・ハーマン、アンドレア・ベルロフ 
出演:オシェア・ジャクソン・Jr、コーリー・ホーキンス、ジェイソン・ミッチェル、ポール・ジアマッティほか
2015/アメリカ/147分/シネスコ/デジタル/原題:Straight Outta Compton
配給クレジット:シンカ、パルコ ユニバーサル映画
(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「作品評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる