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宇野維正の興行ランキング一刀両断!

世紀の頂上対決!  動員は『妖怪ウォッチ』、興収は『スター・ウォーズ』で決着!

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 ちょうど1年前に、『スター・ウォーズ』10年ぶりの新作と『妖怪ウォッチ』1年ぶりの新作の公開時期がバッティングすることが判明した時点で、12月第3週が2015年の映画興行における最大のクライマックスになることは予想できたことだったが、結果においてもやはり今年最高レベルの記録が飛び交うこととなった。

 434スクリーンで公開された『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』は土曜初日からの2日間で動員97万4557人、興収10億5780万8800円を記録。その2倍以上の958スクリーンで公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は金曜初日(初回は18時30分から)からの3日間で動員は約104万人、興収は約16億円を記録。そのうち、土日2日間の数字は動員80万258人、興収12億4502万3900円。慣例でランキングの対象となるのは土日2日間のみなので、動員ランキングは入場者先着プレゼントであるメダル目当ての子供客を集めまくった『妖怪ウォッチ』に軍配。興収ランキングは特別入場料(TOHOシネマズのみ)、IMAX、4DX、MX4Dなどの上乗せ料金によって『スター・ウォーズ』に軍配。正直に言おう、昨年の初日2日間での興収16億2889万3000円から約3分の2に減少した『妖怪ウォッチ』は予想通り(とにかく大ブーム真っ只中の去年の数字が異常すぎた)で、『スター・ウォーズ』は『妖怪ウォッチ』の2倍以上のスクリーンを占拠していたことを踏まえると期待を下回る初動と言わざるを得ない。

 それしても、『スター・ウォーズ』ファンとしては、結局土日2日間の動員で『妖怪ウォッチ』に負ける程度なら、金曜日に世界同時公開を謳いながら日本だけで変則的な18時30分公開となったのは「一体何のためだったんだ!?」と愚痴の一つもこぼしたくなる。その口実として用意されていたはずの「限定メモリアルパンフ」が、初日の東京の各劇場ではどこも早々に品切れて後日通販での代引き対応になっていたというのも明らかな失態だろう(自分も買えなかった)。夕方〜夜のニュースで大々的に取り上げられるのには、初回をその時間に設定するのがちょうどよかったのかもしれないが、来年以降のスピンオフ&続編でも似たようなことが繰り返されるのだけは勘弁願いたい(そもそも、今後は海外と同時に公開されるかどうかもカレンダー的に怪しいのだが)。

     
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