第73回ゴールデングローブ賞ノミネーション発表 『キャロル』最多4部門5ノミネート果たす

ゴールデングローブ賞ノミネーション発表

 ハリウッド外国人映画記者協会の会員によって選出される、第73回ゴールデングローブのノミネーションが12月10日(現地時間)に発表された。

 最多となる4部門5ノミネートを果たしたのは、日本では2016年1月に公開されるトッド・ヘインズ監督作『キャロル』。主演女優賞(ドラマ部門)にケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが異例のWノミネートを果たしたほか、作品賞(ドラマ部門)、監督賞、作曲賞にノミネートされている。

 続いて、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とレオナルド・ディカプリオがタッグを組んだ『レヴェナント:蘇えりし者』が4部門にノミネート。ドラマ部門の作品賞と主演男優賞、監督賞に加え、坂本龍一がアルヴァ・ノトと連名で、作曲賞にノミネートされている。

 同じく、4ノミネートを果たしたのは、アダム・マッケイ監督作『マネー・ショート 華麗なる大逆転』とダニー・ボイル監督作『スティーブ・ジョブズ』。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にクリスチャン・ベールとスティーヴ・カレルがWノミネートを果たしたほか、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)と脚本賞に。『スティーブ・ジョブズ』は主演男優賞(ドラマ部門)、助演女優賞、脚本賞、作曲賞の候補に挙がっている。

 受賞結果は、2016年1月10日(現地時間)に発表予定だ。

第73回ゴールデングローブ賞(映画部門)ノミネーション

作品賞(ドラマ部門)

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『ROOM(原題)』
『スポットライト(原題)』
『レヴェナント:蘇えりし者』
『キャロル』

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

『JOY』
『Spy(原題)』
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
『オデッセイ』
『Trainwreck(原題)』

主演女優賞(ドラマ部門)

シアーシャ・ローナン『ブルックリン(原題)』
ケイト・ブランシェット『キャロル』
ルーニー・マーラ『キャロル』
ブリー・ラーソン『ROOM(原題)』
アリシア・ヴィキャンデル『リリーのすべて』

主演男優賞(ドラマ部門)

ウィル・スミス『コンカッション(原題)』
マイケル・ファスベンダー『スティーブ・ジョブズ』
エディ・レッドメイン『リリーのすべて』
レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント:蘇えりし者』
ブライアン・クランストン『Trumbo(原題)』

主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

リリー・トムリン『Grandma(原題)』
ジェニファー・ローレンス『JOY』
メリッサ・マッカーシー『Spy(原題)』
マギー・スミス『The Lady In the Van(原題)』
エイミー・シューマー『Trainwreck(原題)』

主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

アル・パチーノ『Dear ダニー 君へのうた』
マーク・ラファロ『Infinitely Polar Bear(原題)』
クリスチャン・ベール『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
スティーヴ・カレル『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
マット・デイモン『オデッセイ』

助演女優賞

ケイト・ウィンスレット『スティーブ・ジョブズ』
ジェニファー・ジェイソン・リー『ヘイトフル・エイト』
ヘレン・ミレン『Trumbo(原題)』
ジェーン・フォンダ『YOUTH(原題)』
アリシア・ヴィキャンデル『Ex Machina(原題)』

助演男優賞

マイケル・シャノン『ドリーム・ホーム 99%を操る男たち』
イドリス・エルバ『ビースト・オブ・ノー・ネーション』
マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』
シルベスター・スタローン『クリード チャンプを継ぐ男』
ポール・ダノ『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

監督賞

トッド・ヘインズ『キャロル』
ジョージ・ミラー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
トム・マッカーシー『スポットライト(原題)』
リドリー・スコット『オデッセイ』
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『レヴェナント:蘇えりし者』

脚本賞

トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー『スポットライト(原題)』
アーロン・ソーキン『スティーブ・ジョブズ』
アダム・マッケイ、チャールズ・ランドルフ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
クエンティン・タランティーノ『ヘイトフル・エイト』
エマ・ドナヒュー『ROOM(原題)』

アニメ映画賞

『Anomalisa(原題)』
『インサイド・ヘッド』
『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』
『アーロと少年』
『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』

外国語映画賞

『Mustang(原題)』フランス
『サウルの息子』ハンガリー
『The Brand New Testament(原題)』ベルギー、フランス、ルクセンブルク
『The Club(原題)』チリ
『The Fencer(原題)』フィンランド、ドイツ、エストニア

作曲賞

カーター・バーウェル『キャロル』
ダニエル・ペンバートン『スティーブ・ジョブズ』
アレクサンドル・デスプラ『リリーのすべて』
エンニオ・モリコーネ『ヘイトフル・エイト』
坂本龍一、アルヴァ・ノト『レヴェナント:蘇えりし者』

主題歌賞

「Love Me Like You Do」『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
「See You Again」『ワイルド・スピード SKY MISSION』
「One Kind of Love」『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
「Wrinting’s On The Wall」『007 スペクター』
「Simple Song #3」『YOUTH(原題)』

(c)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる