> Zion I

Zion I

(ザイオン・アイ)

スピリチュアルという言葉は胡散臭いが、ザイオンによる硬派だが多彩な表情を窺わせるスキルフルなラップ(もちろんリリカルでもある)、そして生粋のトラック・メイカー=アンプ・ライヴによるエレクトロニカ風味とメインストリーム・サウンドをアンダーグラウンド気質というヒモで固く縛ったようなトラック群が噛み合わさると、えも言われぬエクセレントな世界観が創出される。有機的かつ肉感的な心地よさではなく、神々しさ。つまりは“スピリチュアル”という言葉で括れるディープな「なにか」なのだが。
ニュースクール的音楽性がフリースタイル・フェローシップやファーサイドやハイエログリフィクスらによってウェッサイに伝染して“グッドライフ・カフェ系譜”なんてモノができて……個々がオリジナリティを求めてサウンドの幅を広げていき……ウェッサイに越してきたアヴァンギャルド集団アンティコンの音楽観と邂逅してレディオインアクティヴやバスドライヴァーが生まれ落ち……そして(ある種必然的に)シェープシフターズやザイオン・Iが誕生したワケだ(たぶん)。もちろん、P.U.T.S.やコンクリート・グルーヴの連中のように立ち止まっているメンツもいれば、クラウン・シティ・ロッカーズ、はたまたシンゴ02のように、はたまたジャイアント・パンダのように……って、これ以上は割愛。話が脱線してしまい恐縮です。
ちなみにアンプ・ライヴ、彼はソロでドラムンベース作品もリリースしている。そうじゃないとヒップホップは面白くない。でしょ?

制作協力:
OKMusic

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