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TV−CMへの出演で、クラシック・ファン以外にもすっかり人気となった、現代を代表するチェリストの一人。傑出した技巧、色むらのない豊かな音色で、叙情に溢れる感傷性、洗練された美しさ、深い表情を、自在に歌い上げている。レパートリーも広く、バロックから現代にまで及ぶが、近年はプロコフィエフやショスタコーヴィチといった近現代のロシア作品に重きを置いているようだ。
そしてソロと並行して室内楽にも力を注いでおり、スターン、アックスなどと共演、高評を得ている。その他、クラシックの枠にとらわれず、ジャズ・ミュージシャンや、舞踊家などとも共演、またタンゴ演奏はCFでもおなじみとなり、CDは爆発的な売り上げを記録した。
ヴァイオリニストの父とメゾ・ソプラノ歌手の母のもと、1955年パリに生まれる。6歳でパリ大学芸術考古学研究所にてリサイタルを行いデビュー。62年に家族で渡米し、ジュリアード音楽院でヤーノシュ・シュルツ、レナード・ローズに学んだ。63年バーンスタイン指揮のテレビ番組に出演した後、アメリカ各地でコンサート活動を始め、アメリカの主要音楽祭にも参加。77年からはヨーロッパにも活動の場を広げ、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなど一流オーケストラとも共演を果たしている。

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