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Walter Bishop Jr.

(ウォルター・ビショップ・ジュニア)

ウォルター・ビショップJr.は、ハード・バップ期を代表するピアニストの一人。『スピーク・ロウ』(61年)というあまりに有名な名盤があり、そのモノ悲しさに満ちた調べが特徴的で、哀愁旋律家などと紹介されることが多い。また、ビル・エヴァンスのような雲の上の御仁ではなく、手の届きそうな身近な存在であるのが嬉しいトコロ。極上の美人もイイけど、気の許せる友達タイプのほうがくつろげるもんね。
その親近感はなぜか——。メロディにヴォイシングを加えたジャカジャカ感による、ゴージャスというより雑多な印象をうけるサウンド。決してスマートではなく、ベタベタしているタイム感。そういった黒人らしい朴訥としたニュアンスが、好感を生むのだと思う。さらに、選び出す音の組み合わせは洗練されクールであるというところが、不思議な魅力を生む。基本的に難しいことは排除した庶民のハード・バップ。そんなところが彼の持ち味なのだ。

制作協力:
OKMusic

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