> Van Morrison

Van Morrison

(ヴァン・モリソン)

近頃の使い捨てポップ・ミュージック界においては、頑固なまでに自身の音楽道を貫くヴァン・モリソンは別格の存在だ。そして彼は、その予測できない音楽の方向性を熱心なファンに見守られている。
彼は最初から、一時的な流行を無視することによって、時間の流れを超越した作品群を発表してきている。例えば、R&Bに刺激を受けたガレージ・ロックのゼム(彼の別働隊)と同様に、アルバム『アストラル・ウィークス』は侘びしいアシッド・ジェネレーションの実態を曝すような、大胆で実験的な作品だ。その一方で、70年のアルバム『ムーンダンス』では命の喜びを爽快に表現。これらの作品はソウル/フォーク/ブルース/ジャズ、そして自身のルーツでもあるケルト・ミュージックをミックスしたものである。どれも秀作だ。
彼は数多いるアメリカのアーティストのなかでもトップに立つ存在だが、自分自身のバイオやプライヴェートについてはあまり語らず、レイ・チャールズやフランク・シナトラ、そしてジェリー・リー・ルイスについて語ることを好む。ヴァン・モリソンはそんな頑固な男なのだ。

制作協力:
OKMusic

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