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80年代半ば、ビッグ・ブラック、ミニストリーの台頭で活気づくシカゴ・シーンで活動を開始したアージ・オーヴァーキル。92年にアルバム『サチュレイション』でメジャー・デビューを果たした。インディーズ時代はノイズ・ギターが疾駆するパンク・ソングを展開するが、次第に土臭さを満載したロック・テイストあふれる楽曲に移行。ナッシュ・ケイトー(vo&g)、"エディ"キング・ルーザー(vo&b)、ブラッキー・O(vo&dr)のシチリア・マフィア風なヴィジュアルと共に人気を博す。ファンクの要素をふんだんに盛り込んだナンバーから、ファズ・ギターがたたみ掛けるスピーディなパワーポップまでを、精緻なバンド・アンサンブルと垢抜けたセンスで繰り広げるさまは、ポスト・グランジの新たな可能性を秘めたものだった。
クエンティン・タランティーノ監督作品『パルプ・フィクション』(94年)のサントラに収録されたニール・ダイアモンドのカヴァー「悲しきプロフィール」が映画の人気と共に大ヒットを記録、さらにアルバム『エグジット・ザ・ドラゴン』(95年)をリリースと順調な活動ぶりだったが、その後、ルーザーが脱退。残った2人でバンドを続けるが、ケイトーが00年にソロ活動を開始したことにより、実質的には休止状態である。

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