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Tony Bennettの情報

(トニー・ベネット)

90年代の最も嬉しい意外な展開と言えばあのトニー・ベネットが再びチャートのトップに躍り出たことだろう。ベネットは50〜60年代にかけて当時ヒットに次ぐヒットを繰り出していた<コロンビア・レーベル>お抱えの人気シンガーである。ベネットは自分が最も愛するジャズの作品を作るために、よりポピュラーな路線を提唱するミッチ・ミラーを説得するのに苦労した。そんな中でもベネットは頻繁にデューク・エリントンと一緒にツアーを敢行。また、カウント・ベイシーとレコーディングをした初めてのスターとなった。当時の珠玉のナンバーの数々はコンピレーション・アルバム『ジャズ』に収められている。さらに、この作品には他にアート・ブレイキー、スタン・ゲッツ、そしてベネットお気に入りのピアノ奏者ラルフ・シャロンらが参加した。
『アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サン・フランシスコ』で大ヒットを飛ばしたベネットは60年代末のアシッド・ロック到来により一時息を潜めたが、自らレーベル、<インプルーヴ>を設立。ビル・エヴァンスと共に素晴らしいアルバムを2枚リリースしている。常に温かくてユーモア溢れるシンガーであるトニー・ベネットのヴォーカルは年齢と経験を重ねるごとに円熟味を増し、彼はジャズを中心に歌っていくことを決意。80年代後半にはデクスター・ゴードン、ディジー・ガレスピー、それにジョージ・ベンソンなどとレコーディングを行っている。また、90年代のMTV世代にもベネットの音楽と気さくでクールな性格は好評を博し、決して色褪せることはない魅力を放っているのだ。

制作協力:
OKMusic

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