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アイスランドの首都レイキャヴィックにて、86年6月8日(ビョークの息子シンドリの誕生日)に結成されたオフビート・ポップ・バンド——シュガーキューブス。中心メンバーであるビョーク・グズムンヅトッティル(vo&key/65年11月21日、アイスランド生まれ)は幼少の頃から音楽を学び、11歳にしてアルバム『Bjork』を発表した才人だ。
また、80年からは"タッピ・ティカラス"のヴォーカルとして活躍。その後も数々のバンドでの活動を経て、83年、シュガーキューブスの前身ともいえるパンク・ゴス・バンド、"kukl"を結成する。3年間の活動中、UKのアナーキスト・レーベル<Crass>より2枚のアルバムをリリース。87年にはUKのインディペンデント・レーベルである<One Little Indian>と契約を交わし、シュガーキューブスとして初めてのシングル「Birthday」の英語ヴァージョン、続いてデビュー・アルバム『Life's Too Good』(88年)を発表し、多くの音楽プレスより絶大な支持を獲得——特にビョークのエモーショナルで個性的な歌声は絶賛された。
同時に彼らは、アイスランドのさまざまな創作活動を支援することを目的に、バッド・テイスト有限会社を設立し、アート・ギャラリー/レコード会社/ラジオ局なども開設。またメンバーはそれぞれ、在籍中からソロとしても活動しており、ビョークは91年にジャズ・オーケストラとのセッション・アルバム『Glimg Glo』、808ステイトのアルバム『Ex:EL』とシングル「Oops」に参加した。
3rdアルバム『Stick Around For Joy』(92年)は名盤としての評価も高く、シングル・カットされた「Hit」もヒット・チャートに昇ったが、同年のリミックス・アルバム『It's It』を最後にバンドは解散——。その後のビョークの世界的成功はご存知の通りだ。

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