> The Rezillos

The Rezillos

(ザ・レジロス)

70年代後半に活動していた英国スコットランド出身のバンドである。知る人ぞ知るバンドというイメージもあるが、音はポップで取っつきやすいし、<SIRE>からリリースしていたから実はかなり聴かれていたと思うし、隠れファンも多そうだ。たとえば、編集盤CDの『Can’t Stand The Rezillos:The(Almost)Complete Rezillos』には、ダイナソーJR.で御馴染みのJ・マスシスが賛辞の言葉を寄せている。
R&Bをカヴァーするバンドを母体とし、76年に結成。メンバーはアート/デザインの学校に通っていた人が多かったようだが、女性と男性というリード・ヴォーカリストを2人擁しているのも特徴だ。まず、77年にシングルでレコード・デビューし、ストラングラーズやラモーンズのサポート・アクトをつとめる。その後、アメリカのメジャー・レーベルと契約し、ニューヨーク録音という、当時の英国のパンク・バンドとしては異例のチャンスを得た。そしてボブ・クリアマウンテンらによるプロデュースで完成したのが、78年発表の1stアルバム『Can’t Stand The Rezillos』である。ポップにドライヴするパンク・ロック全開であり、ロックンロール・センスとユーモア・センスがキラリと光る傑作だ。2人のヴォーカルの絡みも最高だし、曇りなきメジャー感のある歯切れのいい音作りもレジロスに合っている。しかしまもなくメンバー間で亀裂が生じ、78年末には解散してしまう。
その後、2人のシンガーのユージン・レイノルズとフェイ・ファイフはレヴィロスを結成。2枚のアルバムを出した後に解散するが、しばらくして再結成し、94年には来日公演も果たした。 (行川和彦)

制作協力:
OKMusic

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版