> The Police

The Police

(ザ・ポリス)

人類最強のロック・トライアングル、ポリス。商業的な色合いの濃い80年代ミュージック・シーンにおいて、“真摯な音楽的探求”と“世界規模での成功”を同時にやってのけた、非常に類稀なグループである。その圧倒的な演奏技術/音楽的素養をもってして、スリリングに挑発しあうバンド・アンサンブルは何ものにも代えがたい崇高なる輝きを放つ。アンディ・サマーズのギターは奇想天外でありながらも独特のポップ性を放ち、スティングによるジャズ・スケールを多用したベース・ラインは強烈なフックを宿していた。そして、スチュワート・コープランドの緩急自在かつ“うた心”あふれるドラム・ワーク……。それらは紛れもなくロック史のハイライトと言えるだろう。
78年、レゲエのエレメントをふんだんに取り込んだ異色ナンバー「ロクサーヌ」でデビュー。当時の彼らは一介のパンク/ニューウェイヴ・バンドとして認知されていたようだ。しかし翌79年に「Message In The Bottle(邦題:孤独のメッセージ)」、2ndアルバム『Reggatta De Blanc(邦題:白いレガッタ)』がビッグ・ヒットを記録、急速に人気/評価を飛躍させていく。以降、発表するシングル/アルバムがことごとく全世界的なセールスを挙げ、メガ・ロック・バンドの仲間入りを果たす。その後、わずか6年間の活動のなかで次々と栄冠に輝いた。数多のカヴァーでも知られる名曲「見つめていたい」を含む5thアルバム『シンクロニシティ』(83年)を発表後、人気絶頂のなか活動を停止。メンバーはそれぞれのキャリアを歩んでいくことになる。
アンディーはロバート・フリップ(キング・クリムゾン)とのユニットや、ハービー・ハンコック、トニー・レヴィンらのアルバム録音に参加。スチュワートはスタンリー・クラークらとアニマル・ロジックを結成し、2枚のアルバムをリリースしているほか、数々の映画音楽でも知られている。そしてスティングの活躍はご存知の通り。ソロ・アーティストとして、いまだ全く衰えない人気を誇っている。
そんな三者三様の活動を続けている彼らは活動休止後、スティングの結婚式(92年)とロックの殿堂入りの式典(03年)の2回、サプライズ的に同じステージに立っている。
そして07年、グラミー賞の授賞式でアグレッシヴなパフォーマンスを披露。その後の記者会見で本格的な活動再開、そしてワールド・ツアーの開催を発表した。

制作協力:
OKMusic

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版