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The Pogues

(ザ・ポーグス)

アイリッシュ・ウィスキーの香りとバンジョー、そしてしゃがれたヴォーカル——。これが80年代のイギリス/アイルランドを代表する酔いどれバンド、ポーグスを端的に表す言葉だ。
82年ロンドンに住んでいたアイリッシュ青年シェイン・マガウアンとスパイダー・ステイシーがバンドを組んだのが始まりだった。やがてバンジョーのジェム・ファイナーらを加えたバンドは”ザ・ポーグ・マホーン”と名づけられた。アイリッシュ・トラッドにパンクの激しさを加えたそのサウンドが話題を呼ぶが、バンド名がゲール語のスラングで”俺のケツにキスしろ”という意味だったことがBBCにばれて”ポーグス”に改名、エルヴィス・コステロらで有名な<スティッフ>と契約して、84年1stアルバム『赤い薔薇を僕に』をリリースする。クリスマスの名曲「ニューヨークの夢」が収録された88年リリースの3rdアルバム『墜ちた天使』は、彼らの最高傑作であるといわれ、同時にイギリスの1ライヴ・バンドが世界という舞台へ飛び出さねばならない結果になった。
そして大酒飲みのヴォーカル、シェインはツアー中の酒が原因によるケガや失態が多くなり、体調も悪化、他のメンバーとも溝が深くなってゆき、結局91年にバンドを去るに至る。残りのメンバーは元クラッシュのジョー・ストラマーの手を借りたりしながら活動を続けたが、シェインの抜けた穴は大きく、95年以来リリースは途絶えていた。一方のシェインは大酒飲みのままソロ・アーティストとして見事社会復帰し、95年の1stに続く2ndソロ・アルバム『The Crock Of Gold』を00年にリリースした。
 以降、メンバーはバラバラになり活動休止状態だったが、05年の『FUJI ROCK FESTIVAL』にシェインも含めたオリジナル・メンバーで招聘され、奇跡の復活を果たす。翌年には単独来日公演も行い、日本のファンを熱狂させた。

制作協力:
OKMusic

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