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ライフ・スタイルとサウンドの両面において、ジャームスは生き急ぎ、死に急ぐというパンク・ミュージシャンのステレオタイプを地で行くような存在だった。初期の作品は、一見アート志向的な展開が強く打ち出され、抑揚なく鳴り響くギターとドラムが一体となり１コードによる単純な演奏の中を転がっていくといったもだった。その混乱状態の上をダービー・クラッシュが意味不明な言葉を怒鳴り散らしていた。その後、サウンドをよりタイトなものに仕上げ、ＬＡパンク・サウンドのプロトタイプと呼ばれるスタイルを創り上げた。ギターからは激しく轟くリフが怒濤のように刻み出され、ヴォーカルは息継ぐ間もないほどのペースで言葉を吐き出し、その勢いは他のバンドたちを圧倒した。ジャームスの激しいサウンドはＬＡ出身の初期のパンク・バンドの多くが送っていた生活を反映しており、彼らのサウンドは現在に至るまで世界中のパンクスにとっての模範として輝き続けている。