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93〜95年にかけてのロンドン・テクノ・シーンは熱かった……。<Knowledge><Eurobeat 2000><Lost>といったクラブは連日大盛況。そして、その渦中でもっとも活躍したのが、チャーリー・ホール/ロル・ハモンドによるザ・ドラム・クラブだ。彼らはアシッド・ハウス/レイヴ全盛期からDJとして活躍し、プログレッシヴ・ハウスの勃興にも貢献。91年、ザ・ドラム・クラブを結成し『Everything Is Now』(93年)、『Drums Are Dangerous』(94年)、『Live In Iceland』(95年)と3枚のアルバムをリリースした。しかし、95年にあっけなく解散……。発表年数を見て分かる通り、トランス・テクノ/ロンドン・テクノ・シーンの衰退に伴い、彼らの勢いも急激に落ちていったのだった。
その後、ホールは自らのレーベル<MC PROJECT(現・PRO-JEX)>を設立し、良質のフロア・トラックを続々と量産。ハモンドは、ニナ・ウォルシュ(クレイグ・ウォルシュの妹で、アンディ・ウェザオールの元彼女で、無類のウサギ好き)と、ブレイクビーツ・ユニットSlabを結成し、活動を続けている。
いま聴くと多少の古臭さを感じさせるが、クラウドの心理を突く展開/構成は完璧としか言いようがない。オービタル/システム7/アンダーワールドと共にテクノ・シーンを沸騰させた名ユニットである。

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