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The Black Crowes

(ザ・ブラック・クロウズ)

奇妙なことに、ローリング・ストーンズがプレイすると「ロックンロール」と呼ばれ、ブラック・クロウズが同じタイプの音楽を演奏すると「レトロ」と呼ばれる。だが真のロック・ファンは知っている——彼らのサウンドはクラシック・ロックを反映しているかもしれないが、感化されたアーティストからそのまま模倣をしているわけではない、ということを(それは96年作『スリー・スネイクス・アンド・ワン・チャーム』で証明されている)。
84年、クリスとリッチのロビンソン兄弟はジョージアでバンドを結成。クリスのスティーヴ・マリオット似のしゃがれたヴォーカルと、リッチのヘヴィなギター音がどこか聴き慣れたサウンドを奏でたためか、評論家の間で「フェイセスの私生児」というレッテルを貼られる。それを裏づけるように、彼らは故オーティス・レディングの「ハード・トゥ・ハンドル」をほぼ完璧にカヴァーし大ヒットさせた。8枚のアルバムを発表していく過程でブルース、カントリー、そしてフェスティヴァル・ジャムを試みるが、最終的には最も得意とするジャンル=ロックンロールに落ち着く。度々他ジャンルへの脱線もあったが、ブラック・クロウズはロックをプレイするために生まれてきた、多才なバンドだといえよう。
そんなブラック・クロウズだが、02年、オリジナル・ドラマーのスティーヴ・ゴーマンの脱退を機に活動を休止。クリスとリッチはソロで、もしくは別働隊での活動を始めた(さらにクリスはパパに)。だが、05年初頭に再結成を発表。ドラマーは別人だが(05年現在はジェフ・サイプが務める)、彼らの復活は多くのファンの涙を誘った。

制作協力:
OKMusic

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