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70年代後半のサンフランシスコの最重要パンク・バンドであり、女性がリード・ヴォーカルをとったアメリカのパンク・バンドの先駆的存在の一つである。セックス・ピストルズの78年1月のラスト・ライヴにおける、オープニング・アクトもつとめていた。
ヴォーカルのペネロープ・ヒューストンを中心に、結成したのは77年のこと。初めてのライヴではルー・リードやパティ・スミスのカヴァーもやっており、パンク・ロックだけではなくそのルーツにあたる音楽からも影響を受けていたようだ。そして同年、デビュー・シングル「We Are The One」をリリースする。それはアヴェンジャーズを代表する名曲で、性急なサウンドとともに"自分自身であれ"ということが歌われた。
その後79年には、スティーヴ・ジョーンズ(元セックス・ピストルズ)も数曲をプロデュースしたEP『Avengers』を発表。しかしその頃にはバンド内にトラブルが起こっており、解散してしまう。活動期間は短かったが、クールなライヴでジェロ・ビアフラにデッド・ケネディーズ結成を決意させたり、後の女性パンク・バンドをインスパイアしたりといった具合に、影響力が大きい。
解散後、ペネロープはマイ・ペースでソロ活動を開始するが、音楽的な方向性としてはフォークに近いものである。しかし、ペネロープは97年にひょんなことからアヴェンジャーズの昔の音源を聴いて新鮮に思い、未発表音源のテープを探す。そういった曲などで構成されたのが、99年に<LOOKOUT>から出た『Died For Your Sins』である。そこには昔のアヴェンジャーズのグレイトすぎるテイクの数々に加えて、実質的には"期間限定再結成"とも言えるスカヴェンジャーズのプレイも入っていた。その瑞々しさは感動ものだ。ちなみに、ペネロープのソロの『Tongue』の米盤にはビリー・ジョー(グリーン・デイ)の参加曲もある。(行川和彦)

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