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Terror Squad

(テラー・スクワッド)

98年、ファット・ジョーとビッグ・パニッシャーというN.Y.が誇るふたりの巨漢プエルトリカン・ラッパーが「クルーでも作ろうぜ!」と話し合い、結果組織されたテラー・スクワッド。その後このクルーは構成員の増減を繰り返してきたが(ビッグ・パニッシャーの急逝を含む)、05年現在、ファット・ジョー、レミー・マーティン、アーマゲドン、プロスペクト、そしてシンガーのトニー・サンシャインというメンバーで落ち着きを見せている。
正直このテラー・スクワッドは、ファット・ジョーの個性ばかりが目立つ、セールス的に見てもかなり寂しいクルーであった。
しかし、彼らの2ndアルバム『トゥルー・ストーリー』のリード・シングル「リーン・バック」(04年)が全世界的に爆裂ヒットを記録。ビルボード・チャートにおいても長期間に渡ってNo.1に君臨したのだ。この勃発したセンセーショナルな事件は「リル・ジョンだかカニエだかドレーだか知らねえが、ヒップホップはN.Y.のものなんだぜ!」というような、ニューヨーカー(特にアーティスト)たちにとってのカンフル剤になったとか、ならなかったとか。とにかく“N.Y.サウンドの復権”という話にまで発展したのだ。とはいえ、「リーン・バック」のB面はリル・ジョンのリミックスである。それにオーヴァードーズに気をつけなければならないほど強い中毒性を持つこの曲のトラックは、スコット・ストーチ制作によるものだ。スコット・ストーチはN.Y.出身だったか? ちょっとした疑問符が浮かび上がる。
はてさて、これからテラー・スクワッドの面々はソロ・マテリアルの制作に入魂していくそうだ。この「リーン・バック」はテラー・スクワッド構成員のキャリアにとって絶好のチャンスになったわけである。そう、『ローヤリティ』(02年)で多くのファンを落胆させたファット・ジョーにとっては、特に。

制作協力:
OKMusic

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