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Ten Years After

(テン・イヤーズ・アフター)

ウッドストックでの10分にも及ぶ「アイム・ゴーイング・ホーム」の熱演が印象深い人も多いことだろう。般若面でシャウトし、縦横無尽のフリー感覚でギターを弾きまくるアルヴィン・リーの姿は、あの映画の中盤のハイライトだった。そもそもは60年代末期イギリスのブルース・ロック・ムーヴメントから発生したバンドだが、強力なブギー節を押し出したリズムと、スタジオ盤でのスペイシーな音作りで、奇妙なハイブリッド感覚を放っていたバンドである。
一方で、アルヴィン・リーの(当時としては)画期的なまでに高速&なめらかなフィンガリングは「マシンガン・ギター」の異名をも誇り、ライヴはパワフル! しかしスタジオ盤は奥深い、という二兎を得た活動ぶりを誇っていた。ツアーもマメに行なっており、来日も2回。時代の流れと共に70年代中盤に解散したが、その後も時折再編してはパブやライヴハウスで演奏している模様。80年代後半、マーキー・クラブ25周年記念ギグでの演奏はビデオ化されているが、タメの活きるブルース・ナンバーには歳相応の風格も滲みでており、その好評ぶりも手伝ってか、近年久方のスタジオ・アルバムをリリースした。 (小池清彦)

制作協力:
OKMusic

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