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Teddy Wilson

(テディ・ウィルソン)

初期ジャズのパイオニアである黒人ピアニスト。
彼は、スムーズなタイム感と明るく美しいハーモニーを重視した、まるで太陽にキラめきながら流れる水のような演奏をみせる。耽美であり優美……。その点が、30年代ジャズ——黒人色が強く、ブルージィでスウィング感あふれるスタイルが盛隆を極める中で、彼を傑出させた理由の一つだろう(もちろん彼も抜群のスウィング感をもっている)。
彼が人種を問わず当代の気鋭プレイヤーと演奏した足跡のひとつは、35年にベニ—・グッドマン(cl)のバンド(初めての白人黒人混成グループ)に参加したことが挙げられる。そこでのジーン・クルーパ(ds)とのトリオは当時の話題をかっさらった。また、それと並行して<ブランズウィック・レーベル>において、自らがリーダーとなってセッション・レコーディングを行い、多くのドラマを生み出している。ビリー・ホリデイ(vo)をはじめ、レスター・ヤング(ts)、ハリー・ジェームス(tp)など、その時期に活躍していたスター・プレイヤーが参加し、30年代ジャズのひとつの成果として一大絵巻をくりひろげたのだ。
———12年テキサス州生まれ、86年死去。

制作協力:
OKMusic

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