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ポーラ・フレイザー（vo&g）、ジョー・バーンズ（ds）、アレックス・オロペザ（g&organ）、ジェイミー・ミーガン（b）からなるカントリー・ロック・バンド。中心人物のフレイザーは、13才の時マリファナ所持で退学処分となり、18才でサンフランシスコに出てパンク・バンドを転々とするという数奇な人生を辿った。しかし自分の血の中に流れていたフォーク・ルーツを発見して以来、ソング・ライティングの腕を磨き、92年にターネーションを結成。アパラチアの伝統が息づく青白いヴォーカルとアンビエント感あふれる演奏の交錯は、独特の深い余韻を残す。彼女の歌には開拓時代の逃亡者の情熱が宿っていると——というのは言い過ぎだろうか。