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Sviatoslav Richter

(スヴャトスラフ・リヒテル)

内省的な思索で造形的な音楽作りをするピアニスト、リヒテル。彼の技巧は限界のない完璧なものとして知られ、心の赴くままに弾くことを可能としていた。集中力を高めるためコンサート会場の照明を極端に落とし、また、暗譜よりももっと大切なことに労力をかけるべきだと楽譜を見ながら演奏を行った。
1915年ウクライナ地方のジトミールに生まれ、独学でピアノを学ぶ。33年よりオデッサ歌劇場の副指揮者に就任するが、37年ピアニストに転向することを決意、モスクワ音楽院に入学した。そして40年、プロコフィエフのソナタ第6番の初演で大成功を収め、45年には全ソビエト音楽コンクール・ピアノ部門で優勝。ソビエト国内では「現代のリスト」と称されていたが、国外においては”幻の存在”であった。が、やがて、60年のアメリカ・デビュー成功を機に世界的な活動を開始する。——97年、モスクワ郊外で生涯を閉じた。

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OKMusic

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