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Suicide

(スーサイド)

後にテクノ〜ノイズ・インダストリアル系ミュージシャンに多大なる影響を及ぼしたスーサイドは、70年代後半ニューヨークを拠点に実験的なサウンドを展開したパンク・デュオ。マーティン・レヴ(instrumental)がリズム・ボックスとキーボードを操り放つ、怪しげなバック・トラックの上に、狂人のような風貌のアラン・ヴェガ(vo)が狂気の沙汰ともいえる奇怪なヴォーカルを絡める。また、ライヴにおいてもバック・トラックの入ったカセット・デッキのスイッチを押すだけのレヴと、マイクを持って狂ったように転げまわるヴェガ——といった二人の好対照なパフォーマンスは、異質の空間を創り上げた。
——彼らの音世界は当時のニューヨーク・パンク・シーンにおいても特異なものであり、孤立した存在であった。だが、それゆえにそのニューヨークの暗部を照らすような孤高のサウンドは今も輝きを失うことはない。
そして、時を経て98年、ヴェガはノイズ・テクノ界の代表アーティスト、パナソニック(現パンソニック)と共演、再び狂気をはらんだノイズで健在ぶりをアピールしている。

制作協力:
OKMusic

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