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Steve Tyrell

(スティーヴ・タイレル)

音楽業界において長いキャリアを誇るテキサス出身のベテラン。若い頃からR&Bに深く傾倒し、地元のクラブなどで歌って人気を博していた。18歳の時にレコード・レーベル<Sceptre>にA&Rとして就任、ディオンヌ・ワーウィック(vo)の一連のヒット・アルバムなどを手がける。この時期にはまた、地元のライバルだったB.J.トーマス(vo)をスカウトし、「雨に濡れても」などのヒットを世に送り出した。作曲家としても才能を発揮、プレスリー、B.J.トーマスらによって取り上げられた「イッツ・オンリー・ラヴ」(マーク・ジェイムズと共作)や、最近ではジェイミー・ウォルターズの「ホールド・オン」などのヒットを放っている。映画音楽の世界でも『ミスティック・ピザ』『花嫁の父』などのサウンドトラックを手がけた他、『花嫁の父』のサントラにはアーティストとしても参加している。
『花嫁の父』での演奏の評判がよかったことから、99年に初のソロ・アルバム『ア・ニュー・スタンダード』を<Atlantic>からリリース。01年には<Columbia>に移籍してクラーク・テリー(tp)、ジョー・サンプル(key)といった一流どころを迎えた2ndアルバム『スタンダード・タイム』を発表している。いたって正統派といえるジャズ・シンガーで、ブルージーな雰囲気をもった声が心地よい。新しい解釈や斬新な新境地という次元とは無縁の存在だが、味わい深いスタンダード・シンガーという意味ではこの上なく魅力的な存在である。 (近藤 陽)

制作協力:
OKMusic

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